「青年海外協力隊って言葉話せるようになるの?」の話 その1

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スペイン語

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こんにちはキクチです。




よく日本の友達に

「スペイン語圏に住んでるんだから、もうスペイン語ペラペラ?」




と、言われたりします。




確かに外国語を学習する時に

住むのが一番!と、

よく言われますよね。

それは確かにそうかもしれません。




巷でも「一年留学すれば話せるようになる」

というまことしやかな噂をよく聞きます。





でも実際住むだけで

どのくらいのレベルになるの?

というのをググってもあんまりない。

というが抽象的な話がたくさん。




 もっとリアルなレベルが知りたい!!

えぇ。分かりますそのお気持ち。





そんなこんなで

今回は「住むだけ」でどれくらいスペイン語いけるようになるの

というお話。





いいですか。「住むだけ」

ですよ。

 

さらに!!

「ほとんど現地の人と会話せず、引きこもってばかり」


という条件もつけちゃいましょう!!

えぇ。

がちです。


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青年海外協力隊に言葉の勉強って必要?

 

はっきり言いましょう。僕はマジで勉強してません。

現地の人と必要以上に話してません。

雑談?なにそれ?



住んでるだけです。




たまーに参考書をペラペラするだけです。

いやほんとに。

勉強するだろうと思って文法書3冊持って来ましたが

どれも終わってません。新品未使用に近い。

 



本当に住んでるだけ!!

 

 

てなわけで

スペイン語を全く話せなず、

そして勉強もしていない僕が



2年間パナマという国に

住んでいるだけで




スペイン語がどのくらい分かるようになったのか

 

かなりリアルなレベル、

等身大で紹介していこうかと思います。




 

 

これからスペイン語や外国語を勉強したいと思ってる方に、

海外に住めば話せるようになるんでしょ?

 

って思ってる方には何かしらのヒントになればと。。

 

はじまりはじまり。

 






(スペイン語を本気で学習されている方からすれば

この記事や僕のスペイン語に対する向き合い方に

気を悪くするかもしれません。

本当に申し訳なく思います。そっと閉じてください。

ごめんなさい。。でもこんなダメ人間もいるのです。。。)

 

僕とスペイン語

 

まずはじめに

 

僕は

スペイン語歴2年です。

それ以上でも以下でもなく2年です。

 


ちょうど2年前の1月に僕は




へー

スペイン語で『こんにちは』は『オラ』って言うんだ!

 

 

ということを知りました。

 

そこから2ヶ月間、訓練所で勉強して

中米「パナマ」という国に住み始めました。というか飛ばされました。

(あ、申し遅れました。僕、JICAの青年海外協力隊です。)

 

 

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訓練所ではどんな勉強してたの?って気になる方いたら

書きますので教えてください。




 

とにかく、2年前に初めてスペイン語に出会い、

そんで2年経ちました。




つまり

しっかり勉強した時間だけでいうなら

日本での学習歴2ヶ月だけです

 



冒頭に述べましたが

こっち来てからの1年と10ヶ月は

 

勉強ほぼしてません。

(最近始めましたが)

 

1年と10ヶ月でノート5冊くらいしか終わってません。

(しかもそれは先月に始めた)

 

残念なことに

見返したこともありません。

 

で、そんな怠け者の僕が

住んでいるだけで実際どんくらいスペイン語いけるのか、

っていう話です。

ようやく本題。




いいですか、これから話すことは

別に盛ってないし、カッコつけようとも、

 

えー?試験勉強全然してなーい!!




とかいう女子高生ぶろうとも思ってないですからね

等身大の事実です。

 

僕のスペイン語の能力

 

現状、僕のスペイン語力はA2〜B1くらいで

いや、まぁ流石にB1くらいはあるか。。

といった感じです。

 





このレベルがどのくらいかと言うと、

DELEスペイン語検定について. セルバンテス文化センター東京.
インスティトゥト・セルバンテスはスペイン教育科学省が設立した文化機関です。スペイン語教室のほか、スペイン語圏の文化を紹介するイベントを随時行っております。

に書いてあるのですが、

DELE B1(中級)

日常での身近な事柄や学習・仕事に関する既知の内容を理解することができる。大抵の状況で適した応対ができ、既知のテーマや個人的に興味があること、経験、出来事、希望、願望、計画、意見など簡単に表現することができるレベル。

DELE B2(中上級)

複雑な内容や抽象的なテーマ、スペイン語の多様性を認識し、既知の専門的内容を理解することができる。流暢かつ自然で、聞き手に困難を与えない会話能力を持ち、明瞭かつ詳細な文章を作成し、推論的分析、ディベートなどができるレベル。

 




くらいです。

レベルは全部で

A1 A2 B1 B2 C1 C2 があって、

その6段階評価で、中の下ってことです。

 

いいですか!?

2年間現地に住んでいるだけの僕がです。




1年と10ヶ月でノート5冊

(単語書き写し)

しかやってない僕が中の下レベルです。




・・・これは実際どうなんだろう。

 普通なのかしょぼいのかよくわからないですね。

 

・・うん。

 

伝わらないな。

 

 

 よし、

じゃあもっと具体的に言いましょう。

 

会話はどれくらいできるのか、という話から。

 

 

会話の理解度

 

パターン1



スペイン語初級学習者と出会ったことがあり、話した経験がある人」

(つまりはホストファミリーとか、ボランティア受け入れ担当のパナマ人)

 

との会話は最終的に80%は分かります。

 

ジョークもちょっとは言えます。

例えばタバコを吸った時に

「タバコ吸うと死んじゃうよ!」

と言われても

 

「確かにタバコを吸うと将来死ぬ。でも吸わないと今死ぬ 

だから僕は生きるために吸うのだ」

とかね。

あ、実際には吸ってないよ。(ちょっとしか。)



まぁ、そんくらい言えるようになります。

 

 

パターン2

スペイン語初級学習者と会うのはほぼ初めて

(職場の同僚とかです)




との会話は

45〜70%くらい分かります。

 

人によりますが、、、

配慮してゆっくり話してくれる人もいれば、

普段のスピード、難しい単語を使って話してくる人もいるため

バラツキはありますが大体こんくらいわかるようになります。

 




パターン3

そもそも外国人に会ったことがない人

(田舎の人とか子ども)

 

要は

「自分たちの言葉が『分からない』という感覚が分からない人たち」

 

理解度は20〜30%くらいです。

パナマ人でしか使わない表現、ポピュラーではない表現、

発音、全てが一般的なものではないため

マジで分かりません。

 

かろうじて

「あっちにこれがある」

「これは〇〇だ」

レベルが分かります。

要は単文のやりとり。

これはいくら?

どこから乗るの?

とか

一行で完結するレベルなら分かります。

 

 

パターン4

現地民同士の会話

(会議に参加した時とか)

 

理解度10%

 

早い。

意味わからん。

誰かがジョークを言って

周りがドッカンしてる時に

 



えへへへ

って笑うフリするのが精一杯。

(これあるある)




そんで会議後に

優しい人に「え、結局明日は何するの?」

って聞かなきゃならない。

 

 

パターン5

おじいちゃん おばあちゃん




理解度 2%

 

まずは歯を入れてくれ。

 

 

会話の理解度でいったらこんなもんです。

これはマジでガチです。

 

ちなみに伝えたいことがどのくらい伝えられるかは

各パターンの%を半分にしたくらいです。

(表現力は皆無に近い)


読解力

 

 

小学校低学年生向けの小さな本、

街角に貼ってある張り紙

そういうレベルならわりとスラッと読めるようになる。

知ってる単語しか出ないからね。

 

・小説はスラスラとは読めない

複雑な文法、単語が出てくると辞書必要。

 

 

・DELE B1の問題集

1、2回くらいのぞいたことがある。

(勉強したことはない)

うーん。。

このくらいだったらまぁ、

わからないところもたくさんあるけど

選択式で、時間があればまぁ、いけるかなぁ。。

という感じ。

 

・テレビ

 まぁ、大体わからん。でも映像見ながら

どっかの道が封鎖したーとか。

何月に選挙があるよーとか。

あーなんか大変そうやね。ってくらいならわかる。

 

20〜30%くらいかな。

 

・ラジオ

意味わからん。

たまに単語が聞こえる

15%

 

・新聞

辞書があればまぁ、読める。

30%

 

もっと具体的にいきましょう。




イニエスタのアシックススポンサー契約時の記者会見

 

【会見ノーカット】イニエスタがアシックスとスパイク契約!

 

こんくらいゆっくり丁寧に話してくれていれば、

5〜7回聞けばだいたい通訳者と同じこと言える。

だから60%〜70くらいかな。

 

 

スペイン語学習の観点から見て

2年現地に住んで、

このレベルが高いか低いかというのは分かりませんが、

 

これだけは言えます。

 

「住むだけ」で

「基本的に引きこもって」

「マジで勉強しなくても」

 

こんくらいはいけるようになる。

 

だれでも絶対。

 

二年住めば。僕より低いってことはない。

 

「なぁーんだ。余裕じゃん!」

安心しますか?

 

それとも

 

「え、住んでるだけではそんくらいしか伸びないの?」

がっかりしますか?

 

それはまぁ

みなさん次第ではあるわけですが、

 

 

要は

 

住むだけでここまでいく。

でも住むだけでは

 

 

これ以上は絶対いかない。

これは絶対。

 

 

住むだけで、っていうけど、

じゃあどんな感じで

無勉強でここまで行くのか

どういう学習プロセスを歩むのか、 

 

 

これ以上は絶対いかないってそれは

 なんで?

 

と思った方が

いましたら、

 

「青年海外協力隊って言葉話せるようになるの?」の話 その2

青年海外協力隊員が海外に2年間住むとどれくらいスペイン語話せるようになるの? 住んでるだけでどうやって話せるようになるの!?そんなリアルなお話

 

こちらでお会いしましょう。

 

 

 

コメント

  1. 小山桃果 より:

    こんにちは DELEの勉強方法をくわしく教えてくださりありがとうございます。JICA青年海外協力隊をしていた経験があるという事ですが、農業や医療、教育など専門知識が必要なイメージがあるのですが、応募時はどの分野で挑戦されたのでしょうか?実際にどのようなお仕事をされたのかと、そのとき求められたスペイン語力なども教えていただけますでしょうか?  よろしくお願いいたします。

    • himajin himajin より:

      こんにちは!
      ご質問ありがとうございます!
      僕は小学校教員の枠で参加しました。実際の仕事としては人と所属先によりますが。
      僕の場合は田舎の山奥の学校で算数を教えていました。
      人によっては中学校や、首都のマンモス校で働くこともあります。
      これらは、自分で決めるのではなく、JICAが決めるのでどうなるかは運です。

      スペイン語のレベルに関してはですが、特に求められルことはありません。
      合格した場合、訓練所で徹底的にスペイン語を勉強する、詰め込まれるので、
      そこで基礎は習得し、現地で仕事をしながら覚えていくと言う感じです。
      最初の頃は生活も大変ですが、仕事をしながらだと1年あたりから会話、議論がいつの間にかできるようになっています。

      何か他にご質問あればいつでもどうぞー!

      • 小山桃果 より:

        コメントの返信をありがとうございました。小学校教員の枠で行かれたのですね。この青年海外協力隊には、そのような枠があることが理解出来ました。スペイン語についても回答をありがとうございました。
        もう一つ質問なのですがJicaから支給される生活費で、現地での生活は困らないのでしょうか?はじめは日本で会社で勤めて貯金するなど、ある程度お金を貯めてから、応募した方が良いでしょうか?

        • himajin himajin より:

          こんにちは。
          職種の枠はたくさんあるので、なにかしら見つかるかと思います!
          お金の件ですが、基本的にお金は支給されるお金でまかなえるようになっています。また、日本の口座には
          別でお金が振り込まれているので、帰国してからとりあえずの生活は可能です!