青臭かった僕はもっと青臭くなった。

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あるいは全力のことばたち。
Woman rock climbing in Margalef Catalonia Spain

気付いたら6月になった。

新しい職場に移って2ヶ月。

右も左もわからず自分にできることをできる限りの力で
駆け抜けた。振り返ればもう記憶がないくらい濃縮された日々だった。


頑張って頑張ってそれの何が悪いの?

この前、
職場の人にそう聞かれて僕は答えられなかった。

昔から僕は努力はうんこだと思っていた。
毎日するものだけどそれは人に見せるものではない。
どこか恥ずかしいもの。そういうふうに思ってた。

だからがむしゃらに走ることは恥ずかしいと思っていたし、
世界なんて変えられる訳なんてない。
そんな気持ちはどっかでずっと思ってた。

だからこそ、その質問に僕はたじろいだ。

頑張って何が悪いんだろう。
がむしゃらに突っ走って何が悪いんだろう。
そこに理由はなかった。

目の前にとてもキラキラした目で全力で夢を追い、
がむしゃらに突っ走っている人を見て僕は微かに憧れを抱いた。

あぁ、
ごちゃごちゃ言っている僕がダサい。

そんな時、また別の人が、

自分たちが頑張った世界と
頑張らなかった世界で、
頑張った世界の方が幸せの総数が多いのなら
頑張った方がいいよね。

って淡々と言った。
その一言が腑に落ちた。

だからこの2ヶ月、走ってみた。

言われたことに少しでもプラスアルファして仕事をする。
言われてないことでも良いと思ったことをする。

そんなことをしているといつの間にかちょっとだけ仕事をもらえるようになった。
信頼され始めたことが嬉しかった。


本をすごく読むようになった。
もともと好きだったけど、
目的を持って、自分がもっと進めるように必要なことを吸収するために読み始めた。
そんなことをしているといつの間にかちょっとだけ経営陣の目指している世界が見えるようになってきた。


ある本で、

「3ヶ月前の自分を恥ずかしく思えないのはそれは成長していないからだ」

という一文があった。
今僕が4月1日の僕を振り返るとすごくダサいと思う。
だから少しだけ成長しているのかななんて思ったりもする。

まだまだ突っ走りたい。
大きな挫折を味わってみたい。
数字と想い、ロマンと算盤が混じり合う世界で僕は走ってみたい。

めちゃくちゃ青臭い人間になってみようと思った。
ダサいって誰かに言われるような人間になってみたい。
それが今の僕の目的になった。

 

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