どうもお久しぶりです。
今回書く記事は、あくまで次回に書く予定の
不法入国についての導入でございます。
グアテマラ、メキシコ間には
不法入国がもう日常的に行われているわけで。
しかもかなり古風な方法で。
それがあまりにも面白かったんでその話は、次回にとっとこう。
今回はその導入。
そもそも国って、人種ってなんだろうね。って話。
世界は日々目紛しく変わっている。
そんな日常の中で少し思うことがありまして。
国ってなんだろう
人種ってなんだろう
と。
何が僕らを「日本人」としてみなすのか、
何が僕らを「日本人」として縛り付けるのか。
肌の色？
言葉？
国？
血？
僕らは日本に住んでいるから日本人なのか。
でも例えば、
科学の進歩は時間を超えることを可能にしたし、距離をなくした。
誰でも瞬時に世界の誰とでも繋がれるし、
過去の映像だって見れるし、未来も予測できるようになっている。
国境なんて存在しないも当然。
じゃあ言語？
言語は誰でもいつでも習得できるようになったし、
英語を使えば誰とでもコミュニーケーションが取れる。
それに翻訳の技術も向上している。
言語の壁は崩壊したともいえる。
肌の色？
肌の色だって、
黄色ではない日本人テニスプレーヤーや、陸上選手だっている。
日本のコンビニを覗けば外国の人もたくさんいるし、
その人たちと結婚、いわゆる国際結婚だって珍しくない。
血だって混じる。
そしてこの先もどんどん増えていくとも思う。
じゃあ、何が僕らを「日本人」として、
彼らを「外国人」としてくくるのだろうか。
こんな話をすると、
「そうやって人種をくくってるのはお前だろ」
「そうやって人種をくくること自体が間違っている」
と言われそうだけれども、
そりゃそうだ。一理ある。
でも僕は日本人だもの。
おそらくこれを目にする多くの人は僕と同じ日本人のはずだ。
認めようが認めなかろうが
「日本人」なんだよね
基本的にパスポートは青色か、赤色しか持てないし、
市役所にはあなたの出生情報が届けられているだろうし、
日本の政治に関与する権利を持つし、
日本に税金を納める義務がある。
だって日本人だから。
でもさっきも書いたように、
今まではそこまで気にも留めなかったこと、
「自分が日本人である」
と言う前提が少しずつ崩れて来てるんじゃないかとも思う。
だってさ、
近い未来には
白人、黒人の日本人、
日本語ではなく、英語や違う言語を話す日本人
を目にする時が日常化するかもしれないわけで。
そしたら
「あ、自分はなんで日本人なんだろう」
と思うことがあると思うんだよね。
別に目覚めよ日本人！
とか
アイデンティティがあーだこーだ
とかそう言う話ではなくて、
純粋に
「自分が日本人である」
という根拠って実はとてもあやふやなものなんではないかと思うわけです。
にも関わらず多くの一般的な人が
「自分は日本人だ」と思えるのってなんでだろうね。
「人種にこだわる」
というのはとてつもなく危険思想のように思われそうだけど、
別に優れているとか、劣っているとか言いたいわけでもない。
ただ、
国とか、肌の色とか、言語とか、血とか、
そういう「外的な要因」で僕ら日本人が
「日本人」として生きているわけではなくて、
もっとなにか「内的な理由」があるはずなんだと言うわけです。
例えばそれは「自分は日本人である」という思想だったりするわけで。
でも興味深いのは、
中南米の人ってなにで人種を考えているんだろ。
陸続きでヒョイっと他の国いけるし、
みんな同じ言葉話すし、肌の色だって一緒だし、
宗教だってだいたい一緒だし。
見た目じゃ全然わからない。
それでもしっかりグアテマラ人・ホンジュラス人とかを
分けてるんだよね。
人は一体なにで自分自身をくくっているのか。
人は一体なにで人をくくってるのか。
そんなことを
グアテマラからメキシコに入った時に感じたんです。
だって、この人たち、不法入国が当たり前なんだもん。
でもそうだよね。国とかを意識しなかったら
不法入国なんて存在しないも当然だもんね。
ということで、
次回は不法入国について。
国境のそばにある川を船で渡ってるんだよ。
堂々と。
笑っちゃうよね。
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