「人生を丁寧に生きる」ということ。

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あるいは全力のことばたち。

 

悪いことは重なるものだ。

 

昔の人はどうやらそんなことを言ったらしい。

やっぱり、昔の人の言うことはだいたい正しい。

最近嫌なことがあった。
そして案の定、それは重なっていった。

 

やりたいことをずっと追い求めて、そして仕事にして、
きついけど踏ん張っているとても素敵な社会人に、

もう少し芯を持って生きろ。

って言われた。

間違いなくそれはボクのことを想って言ってくれている。
そんなことがすぐわかるほどにあり溢れた優しさを感じたのだ。

だけど、その言葉を聞いて、ボクは少しムッとしてしまった。

ボクだっていろいろ考えているよ。
好きなこと、しっかりやってるよ。

そうやって、よくある言い訳を気づいたら口にしていたのだ。

だって、しょうがないじゃん。国連の募集が流れちゃって、
とりあえず仕事しないとお金がないから、、、

そんな言葉しか出なかったのだ。

 

 

そんな自分がとても悔しかった。

 

地道に自分にできることを積み重ねて、
自分の仕事にプライドをもって頑張っている人に

それは失礼だよ

って言われた。

失礼だなんてもちろんわかっていたんだけれど、
どうしていいかわからず、
中途半端な対応ばっかりしてしまった。

その人が本気で自分の仕事に向き合っていることがわかっていても、
それに真っ直ぐ答えることができなかったのだ。


すいません。ごめんなさい。申し訳ないです。


口から出る言葉はもうこれ以外になかった。

違う、ボクが言いたいのはこんなことじゃなくて、
思っていること、どうしてこうなったか、
そういうことを全て伝えたかったのに、言葉は出てこなかった。

純粋に怖かったのだ。ビビってしまったのだ。
もっと怒られるかも知れない。今更後戻りなんてできない。
そんなことを勝手に考えて、背を向けてしまった。

 

 

そんな自分が悔しかった。

 

 

もしかしたら自分が輝けるかも知れない。
そう思った場所の人から


『お前は必要ない』って言われたような気がした。

 

NPOに一度、履歴書を出してみた。でも結果は不採用だった。
面接にも行くことができず、書類審査だけで、
単調なテンプレートにのっとった不採用メールだけが送られてきた。

自分が今まで何一つ積み上げてこなかったからなんだろうって
思わずにいられなかった。
ここから始めればいいじゃんって思いながら
どっかで足踏みをして、今更だよ。。。って思ってしまう自分もいる。

思えば今までの人生でボクが成し遂げてきたものは
周りの人がいてどうにかなったものだ。

自分でなにかできないことに挑戦して、
感情が剥き出しになるほど足掻いたこと、あったのだろうか。

 

 

 

そんな自分がとても悔しかった。

 

 

 

だからボクは決めたのだ。

少しだけでいいから目の前のことをちゃんとやったって言える人になろうって。

全部じゃなくてもいいし、時々矛盾したっていい。
でも、少なくとも目の前のことに本気になれる時間を増やそうと思った。

きっとその過程で
またたくさんの人に怒られるだろうし、迷惑をかけてしまうと思うけれど、
でも、その時に胸を張って怒られる人間になりたい。
そう決めてみた。

中途半端にうだうだ言ってもしょうがない。

ちゃんとできることを探して
できる限り向き合っていこう。

 


そうあることが多分
今まで助けてくれた人への恩返しになるだろうし、
怒ってきてくれた人へのごめんなさいになるだろうし、
迷惑をかけてしまった方への償いになるだろうし。

 

そう思ってボクは生活を変えた。

 


タバコをやめた。
夜は早く寝るようになった。
家族にはちゃんとお休みを言うことにした。

朝は早く起きるようになった。
おはようって言いに家族に会いに行くことにした。

そして朝ごはんはバナナとプロテインを飲むことにした。

そこからコツコツとコーヒー豆と向き合ったり
今までほったらかしていたものへの整理の時間に充てた。
お昼ご飯は、家に昼食を食べに帰ってくる父親と食べることにした。

夕方、筋トレをすることが日課になった。
そしてそのままシャワーを浴びて、19時過ぎには早めの夕ご飯を食べる。
なるべく野菜と豆腐を食べるようにした。

そして21時にはもうパソコンを閉じて、
紙とペンでできることを探すようになった。


眠くなったら本を持ってベットに行き、23時には電気を消すようになった。

こんな生活がいつまで続くかなんてわからないけど、
それでもできる限りこうやって「人生を丁寧に生きる」ことを大切にしていきたい。

 

 

今は

そんな自分が少しだけ、誇らしい。

 

 

 

 

 

 

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