Voices Vol.1 「いつか私が夢に見た世界」 レビュー
**本記事は、マガジンVol.1に掲載されている「いつか私が夢に見た世界」のレビューとなります。
渡辺さんが書いてくれたフリースクールへの想いと世界。
戸惑いがありながらも、フリースクールという世界へ少しずつ飛び込んでいく様子が綴られています。
フリースクールに集まる子どもたちはそれぞれいろんな事情を抱えている。
人間関係、家庭環境、精神的な部分など。
そんな十人十色の子どもたちが安心できる場としてフリースクールはあると彼女は綴ります。
ありのままに生きる
簡単そうに見えて、実はとても難しい。
誰もがいろんな制約と人の目に苛まされて生きているこの世界。
そこに一石を投じるような、もう一つの世界がフリースクールなのかもしれません。
安心して、自分らしく、成長していける場
フリースクールは、安心できる場だけではなく、成長していける場としても在ると渡辺さんはいいます。
フリースクールの世界に関わったことで、
渡辺さん自身も自分の生き方を振り返り、
そして成長があったといいます。
子どもたちだけではなく、
そこに関わるすべての人が安心して成長できる場所。
そんな世界がフリースクールにはあります。
自分の可能性が広がり、そして誰かの可能性を広げる。
そんなフリースクールの世界こそが、渡辺さんが「夢に見た世界」なのかもしれません。
これからもそんな世界が広がっていってほしい。
そう思わずにいられない
渡辺さんのVoiceでした。
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Vol.2 不登校を乗り越えた先に Review
**本記事は、マガジンVol.2に掲載されている「不登校を乗り越えた先に」のレビューとなります。
小野さんとの出会いは、僕が大学院2年生の頃でした。
僕は研究のためにフリースクールに見学に行った時、
偶然その場にいたのが、小野さんとご家族でした。
その時の出会いはこちら。
今回、
小野さんの言葉を聞いた時、
僕の胸は張り裂けそうなほど苦しくなりました。
これほどまでに「不登校」との葛藤をリアルに綴った文章に出会ったことがありませんでした。
例えば、
・罵詈雑言を浴びせてしまう
・我が子を恥ずかしいと思ってしまう。
・無力感と絶望感に目が霞む。
ストレートな言葉が僕の胸を突き刺しました。
でもきっとそれは多くの保護者の方が感じていることなんだとも思います。
そして僕の母親もきっとそうだったのだろうと思います。
それでも、小野さんはここから立ち上がり、
不登校という言葉を乗り越え始めます。
いかにして乗り越えたのか。
乗り越えた先に何が見えたのか。
それはぜひ本編にある小野さんの言葉を聞いて欲しいと切に願います。
小野さんの言葉は僕たちに問いかけます。
不登校は恥ずかしいことなのか。
不登校になることは何かが欠けているからなのか。
学校に馴染めない子どもが悪いのか。
学校以外の場所に行くことは逃げなのか。
シンプルで力強い言葉で僕たちに問いかけます。
この問いこそが、
新しい道へとつながっていくのではないか
僕はそう考えています。
学校を問うて、教育を問う。
その先に新しい選択肢が生まれます。
フリースクールは多様な学びの場の一つとして今まさに生まれ変わろうとしているのかもしれません。
最後に、本編にあるなかでグッときた言葉を抜粋して紹介します。
私たち親ができることは、子どもにとっての安全地帯を作って、凸凹だらけのわが子を丸ごと抱きしめて、焦らず見守る。
そして親は親の人生を生きる。
小野さんが生きてきたリアルな世界
そして、今現在取り組んでいる活動や参考にしているモノ。
ぜひ、本編をチェックしてその声に耳を傾けてください。
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