「暁の会」 という熱い場所に行って、空気を凍らせた話。 -騙されて、着いた先には、ほにゃららら-

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あるいは全力のことばたち。

こんにちは。

おきくです。


えーこの前、とてつもない地獄を味わって来たので、その話を。







つい先日、


長野に住む僕の友人である
タイラくんから連絡がありまして、


おい、町内会の野球大会があるぞ。
一緒に出るぞ。



・・・・・・?



ちょっと意味がわかりませんでしたが、


そんな感じで

急遽長野に行くことになりまして。




結論から言えば
あれよあれよで

私たちの地区、箱清水は
団子屋さん、ふとん屋さんの活躍もあり、


3連覇しました。



その様子。








噂のタイラくん







ちなみに彼は一試合目で、エラーと凡打を繰り返し、
戦力外通知をくらいベンチ要員へ。


10キロほど、太り、80キロを超えたみたいです。


たいらくんには、肖像権・プライバシーはありません






ま、それはいいとして、




野球大会を無事に終え、



さぁ、帰るか。



午後何するー?



なんて話をしていたら、


彼が言うわけです。


若い起業家のプレゼン大会があるんだけど、
そこに行かない?



へーそんなのあるんだ。



んーーー。。。。。



まぁ、いいよ。暇だし。

でも、急に参加できるの?





平気平気!キクチの分、すでに予約してるから!






・・・・?



ちょっと意味わかりませんでしたが、


まぁ、じゃあ、行こうか。
と言う話に。



ところろがどっこいこむすびさん。



タイラくんから一言。



あ、わりぃ。俺仕事入ったわ。
キクチ一人で行って来て。





・・・・・・?


ちょっと意味がわかりませんでしたが

結局一人で行くことに。


えー


一人かぁ。。。なんか気まずいなぁ。。。
しかももう開始時間過ぎてんじゃん!

なんて話をしたら、



大丈夫大丈夫。
フラーっといけばいいよ。


と言うもんですから。

あ、じゃあ結構軽い感じのやつか。


じゃ、いっか。行くか。と。
会場にたどり着いたわけです。



ここからは以下、ハイライトでお送りします。



ーー会場の扉を開けるーー


であるからー!
つまりー!
私たちの使命はー・・・


誰かが声高らかに語っている。



受付の人が来る。



キクチ:あ、こんにちは。


受付:こんにちは。ご来場いただきありがとうございます。



キクチ:あ、いえ、すいません遅れてしまって。




受付:名刺を頂戴できますでしょうか?


キクチ:!!??え、いや、すいません。持ってないです。




受付:あ、左様ですか。ではどちらの企業様でしょうか?





キクチ:!!??あ、いや、そう言うのではなくて、






受付:えーっと。。。ではどちらかの企業様からのご紹介ですか?



キクチ:あ、えーっと。。。タイラくん。。。。




受付:!!??・・・・少々お待ちください。。



受付:あ、ありました。キクチ様、ですね。




キクチ:あ、はい。そうです。キクチです。






受付:では。会費5000円お願いします



キクチ:!!!???え、あ、お、お金かかるんですね。。。
    えーっとすいません。ちょっと待ってください。。。


一度外に出る。


タイラくんに電話する。



ぷるるるる・ぷるるるるる・ぷるるるピっ


タイラ:はいはーい。どしたのー?ついたー・・・


キクチ:おいテメェふざけんじゃねぇ!なんだこのしっかりとした会は!
スーツ着た人しかいねぇじゃねぇか!!


こちとら



草野球した格好でほぼジャージみたいなもんなんだぞ!



さっきまでバット振ってたんだぞ!!




しかもなんだ会費5000円って!
高すぎるわ!ネットフリックス入って2ヶ月映画見まくれるわ!





てか、名刺とか企業ってなんだよ!ねぇよ!



タイラくんの紹介です!っ言っちゃったよ!
タイラって誰だよ!



とまぁ、こんな感じで怒りをぶちまけたわけです。




タイラ:あっはっはっは。あ、そんな感じだったのねぇ。


会費はいいよ。僕につけといて。



キクチ:え、あ、い、いいの?あ、ありがとう。じゃあ、また。



ガチャリ。




なんだか、大人・社会人の余裕を見せられ、

僕の怒りはどこかへ消え去った。



さて、会場に戻ろうか。


・・・・
・・・・

・・・・


いや、違うな、


そもそもなんでお前が来ないんじゃ!
つか会費も会の雰囲気もあらかじめ言っとけ!
分かれ!こっちは今所属も何もないニートなんだぞ!!

てか寂しいんじゃ!!!




消え去った僕の怒りは援軍を引き連れてまた戻ってきた。



その怒りを糧に、僕は再び会場の扉に手をかけた。



そう。あの会場に舞い戻ったのだ。






そこで待ち受ける地獄が僕の想像をはるかに超えることを、



この時の僕はまだ知らない。



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