世の中には二種類の人間がいる。
ケメックス(Chemex)を知っている人間と、
知らない人間だ。
今日はそんな人類を二分してしまう、
ケメックスについての愛をここに記そうと思う。
ケメックスとはなにか
ケメックスを(Chemex)説明する前に、
まずは実物を見てもらおう。
コレがケメックスである。
もうシンプルにかわいい。
ガラスと木で作られていて、
他に類を見ない、デザイン性。
僕はコーヒーにはまった大学生の時からコレを愛用している。
歴史
ケメックスの歴史は約80年前に遡る。
ある一説によるととある実験室からその歴史が始まったという。
1940年にとあるアメリカの科学者が、
気まぐれでフラスコをコーヒーメーカーに代用したことが端を発し、
誕生したという。
。。。ナイス気まぐれ。
やはり天才的な発明は暇だから生まれるというわけだ。
確かに、この材質や形状はどこか
フラスコを想起させる。
・・・いや、てかセンス良すぎる。
フラスコでももう普通にセンスあるもんね。
特徴
特徴としてはもちろんこのデザイン性。
シンプルイスザベストを地で時速203キロくらいでいくようなデザイン。
使われているのが、
ガラス・木・革紐のみ。
そしてそのシンプル性を後押ししているのが、
なんと
ドリッパーとサーバーが一体化している
ということだ。
まぁ、百聞は一見にしかず、ということで、
実際にコーヒーを淹れてみよう。
ケメックスの使い方
まず当たり前だけど、
コーヒー豆を用意しよう。
今回使うのはこれ。
最近行った、
東ティモールのイベントで購入した、
現地の豆。
(ZENSHOで購入)
もちろんフェアトレード。
初めての東ティモールコーヒー。
わくわく。
ついでに僕が使っているコーヒーミルもご紹介。
これ。
とっても年季が入ってる。
というのも、僕の親が若い頃からずっと使っているやつで、
僕が大学生の時に譲り受け、
今でも愛用している。
もう古くなって、挽きの荒さ調整はできないけれど、
それでもなぜかコレが一番好き。
時代を感じるし、親から貰い受けたというところに
僕的には機能を超えた何かがあると思っている。
ちなみにこうやって、
横スライドし、豆を入れるタイプ。
さて、こうやってコーヒー豆をゴリゴリした後、
ケメックスにセットするのだ。
ちなみにペーパーも必要となる。
普通の台形ではなく、
円錐形のもの。
ケメックスには、
専用のペーパーがある。
が、しかし、
高い。。。
僕はいつもハリオ(円錐形)で代用しているが、
特に問題はない。
公式サイト曰く
専用のもので淹れた方が美味しい、、らしい。
さて、こんな感じでセットして、
(市販のやつでもぴったりなんだもん。。。)
挽いた豆をセットする。
これだけ。
そう
ドリッパーは必要ないのだ。
本体にペーパーをセットするだけで、
もうそれ以外にはなにも必要ない。
あとはお湯を入れるだけ
カップラーメンより簡単。
ちなみに、コーヒーの抽出時間は3分が平均らしい。
運命か神の気まぐれか。。。
ま、それはいいとして
このお手軽感もケメックスのいいところ
さて、
お湯を入れると
なんだかどっかの実験器具みたいな
雰囲気が出る。
これがまたいい。
さて、お気付きの方もいるかもだが、
ケメックスには余計な装飾品がない。
つまり、
「コーヒーが今どのくらい入ったか」
というのを教えてくれる情報もない。
大体のサーバーには
200ml
300ml
という目安の線が入ってたりするものなのだが、
ケメックスにはない。
でも安心してくれ。
上の写真にもあるように、
よくみると、ガラスの部分に
突起している箇所がある。
これが約2杯分の目安となっている。
ここらへんを目処にしていけば
多すぎることも、少なすぎることもなくなる。
痒いところに手が届く。
ありがとう。ケメックス。。
そして
抽出を終えたら、カップに注ぐ。
ガラスだから持つのが熱い?
いやいや。
そこは天下のケメックス。
この木の部分を持つ。
熱くない。
痒いところに手が届くのだ。
ありがとう。ケメックス。
そしてカップに注ぐ。
こんな形じゃこぼれてしまうのでは?
いやいや、そこはケメックス。
しっかり注ぎ口が用意されている。
痒いところに・・・(以下略)
まとめ
とまぁ、こんな感じで
ケメックスの紹介でした。
何はともあれ、デザイン性。
これがマジでいい。かっこいい。
フラスコ感がたまらん。
そして
機能性
ドリッパーが必要ないというのもありがたい。
それに抽出量の目安や
注ぎ口、
持つところの木
そういう細かいけど、必要な部分が
しっかりと用意されている。
しかも可能な限り余分なところをそぎ落としている。
かわいいだけじゃないのよ。洗練された美を追求しているのだ。
こういうところに僕は感動する。
うん。てかね。おしゃれ。
それでいい。
それが全て。
ぜひ
使ってみてねー。
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