古き良き時代の「メール」に悩める子羊へ捧ぐ(リライト)

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ただの戯言



(大学生の頃に書いたやつ。多分。)




僕は最新の携帯とか、アプリとかそういうのを持っていないから

みんながやっているラインとかそういうのがよくわかりません。



僕はメールが好きです。

電話よりも

ラインよりも。



古き良き時代。



そういうのが今まさに感じられるのではないでしょうか。




お前、好きな子だれ?



そう送ってから受信までの

長い長いひと時。



他のことしてようと気を間際らせるけど

常に携帯を監視中。



受信して

パカって携帯を開くときのわくわく感。


そういう時に限って

お母さんが「今日帰ってくるの?」

とか送ってくる大きなおせっかい。




ショックはでかい。



今はもうなかなか見ないけど


閉じた状態で受信すると

小さな液晶に


Eメール受信



〇〇




って名前が出る。



Eメール受信って出てる時に開けばいいんだけど

あえてそのディスプレイに名前が流れるまで待つ


あの無意味な焦らし感

そして


メール上での好きな子との


どっかの交渉人のような

会話術。



うまくカマをかけたり

相手からの文章を相当無駄に深読みしてしまう。



自分の文章も相当見直す。

そして何回も作り直す。



そして

極めつけは


送信ボタン押して

送信中・・・・

送信中・・・

送信中・・



送信ちゅ・・電源ボタン連打


まさかの送信キャンセル

そして再び文章を手直し。



まだ、もっとうまく書けるはずだ。。。

論文並みに頭を使う。



でもたまに

電源ボタン連打しても

送っちゃてた時。

うわぁ!!!



とか思いながらも

内心

ま、いっか!いったれ!!


むしろ携帯ナイス。

とか思う天邪鬼。



話題が増えてきて

6っこ位の段落にちゃんとがんばって返事したのに


返信で話題が3つくらいに減っているときのせつなさ。

もちろん触れない。




消えてしまった話題の方が好きだったのにな。。。




常に携帯チェックしないといけないから

ポケットに入れておく。

あ、今受信音なった!!

と思ってうれしく携帯を開くと

なんも来ていない。



確かに鳴ったと思うんだけどなぁ。。。

という幻聴



返信は

急がないほうがよい。


というどっかの恋愛雑誌に載ってそうな時代遅れのアドバイスに

乗っかって

あえて

受信してから、
返信まで時間を置く

もういいかな。送ろうかな。まだ早いか。もうチョイまとう。


というドMな時間を過ごす


でも結局返事はもう頭の中で考えてるから

携帯手に取ったら返事を書き込むスピードが異常に早い


夜返信して、

なかなか返事が来なくて


うわぁ。ちょっと変なこと送ったかなぁと

自分の送信済みメールを見返す

こうしとけばよかった。という後悔。


というのと



返事くれない相手への理不尽な怒りを感じ

眠れなくなる。




ただ、次の日の朝。

ごめん!寝ちゃってた!

とか来ると、全部忘れて

全然いいよ!つか俺もすぐ寝ちゃったし 笑

とかいうなんだかよくわからない嘘をつく



楽しいメールが続いてると

ふとした時

ひたすら受信ボックスを見てニヤニヤする。



受信ボックスがあの子の名前でいっぱいになると

なんかスゲー悪いことというか

秘密ごとをしているような気になってしまう。




友達に携帯は貸せなくなる。

貸しても常に監視中。

すぐ返してとかいっちゃう。


無駄に受信ボックスにロックかけてしまう。



いい感じにやり取りをしてて

普通に送信して


返事来ないなぁとか思ってて、

そんで 返事をまだもらってないのに、
学校で会った時の気まずさ、、

なんだろうね。あれ。
メールではめっちゃ話せるのに、
直接では話せない。

メールの世界と現実世界の
パラレルワールドに苦しむ。


返事を待ってるなんて言えない。チキン。



また、調子のったこと送ってしまって

学校で直接会った時に妙に恥ずかしくなる

あれ、違うから。もう一人の僕だから。


メールではあんなノリがよかったのに

学校では別人だな。と感じる瞬間。




という

止まらないあるあるが

そこにはあるのです。

僕はやっぱり

そういうちょっと不便とそこの
いじらしい感情を味わっていきたい人間なのです。

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