アルゼンチン、チリの南部にまたがるエリアを総称してパタゴニアという。
誰もが名前を聞いたことがあるであろうこのエリアには
荒々しいまでの自然が残され、訪れた人の心に好奇心を植え付ける。
そんな体験を求めて旅人は
パタゴニアにあるフィッツロイを目指す。
ところがどっこいこむすびくん。
意外とネット上ではフィッツロイの情報が古いので
ここで数記事書いて改めて現状の情報を更新したい。
ルートや予算、レンタルショップ。そういった類の情報を紹介したい。
ちなみにフィッツロイとは
アルゼンチンのパタゴニアエリアにある山で
服のブランド、「パタゴニア」のモデルにもなっている山である。
多くの旅人はこの山を見にパタゴニアを訪れる。
ちなみにフィッツロイには登れない。
（素人が装備なしで、という意味では。）
フィッツロイのすぐそばにある展望台（湖）に行くことを
「フィッツロイに登る」と表現している人がいるが、
実際には間違い。
ここがフィッツロイを見るための展望台となっている
湖
Laguna de los tres
(ラグーナ デ ロス トレス)
写真を見ればわかるように、
ここまでは装備は特にいらないが
フィッツロイはこのもっと奥にあるため
登ることはできない。
でもまぁ、言いやすいから基本的に
「フィッツロイに登る」という表現を使わせていただく。
フィッツロイ周辺の基本情報
エル チャルテン
フィッツロイには
アルゼンチンの
「エルチャルテン」
という町からアクセスすることができる。
ここ
街にいる人ほとんどが
登山セットを担いで歩いている異様な空間。
街そのものはとても小さく、観光する場所はない。
純粋にフィッツロイエリアに行くための拠点として使う。
誰もがリュックを背負い、足元には登山靴。
人気もない小さな町だけれど
面白い空間。
とにかくフィッツロイに行くには
ここを目指すことになる。
一応街からでもこっそりフィッツロイを見ることができる。
エルカルファテ
その「エルチャルテン」には
そこから南に位置する
「エルカルファテ」からアクセスする。
だいたいバスで３時間程度。
たしか。
このエルカルファテは
小さいものの、スーパーやカジノがあるほどに栄えている。
また旅行会社も多く、両替も可能。
エルチャルテンでは両替等できないので
アルゼンチンペソを持ってない人はここで両替してきたほうがいい。
もちろんカードは使える。
さて、
この街には空港があり、
ブエノスアイレスからの飛行機も発着しているし、
また、チリ側からもここへバスが出ている。
基本的にはここで
食料や装備をある程度整えて
エルチャルテンを目指すのが良い
（エルチャルテンにもスーパーらしきものがあるが、
品揃えは悪く、物価も高い）
フィッツロイへのルート
アルゼンチン側から来る人も
チリ側から来る人も
まずは
エルカルファテを目指すことになる。
ここでエルチャルテン行きのバスに乗る。
バスがかなりの本数出ていて
比較的余裕を持って移動できる。
交通費は
1000ペソも出せば余裕で移動できる。
たしか。
ちなみに
エルカルファテーエルチャンテンのルートは
パタゴニアのルート４０
と言われていて
ものすごい風が強い。
風と向かい合うと呼吸ができないほど。
ただ、パタゴニアの名に恥じぬほど
荒々しい光景が広がっている。
なにはともあれ
フィッツロイを見るためには
まずは
エルカルファテに行き、
そこからエルチャルテンに行く
というのが基本ルート。
ちなみにエルカルファテには
かの有名な
氷河がある。
なので、
二度手間と思わずに
フィッツロイの帰りに
氷河を見てブエノスアイレス、もしくはチリを目指すというのが
オススメのルートである。
めちゃくちゃでかい。アルゼンチン。
もちろん、
エルチャルテンからブエノスアイレス方面へ、
もしくはブエノスアイレスからエルチャルテンまで
バスで移動ができる。
ただし、３日ほどかかり、
値段も飛行機の方が安い。
なのでブエノスアイレスを行程に入れている人は、
二度手間になるけれども
ブエノスアイレス（飛行機）→エルカルファテ→エルチャルテン
→フィッツロイ→エルチャルテン→エルカルファテ
→ブエノスアイレス（飛行機）
がいい。
この位置関係を覚えてないと
ややこしいのでまずはこれだけは覚えといた方がいい。
イメージがわかない人はもっと混乱するように
この写真を見てほしい。
エルカルファテから
各都市への距離だ。
ブエノスアイレスまで3000キロ弱ある
参考までに、
青森県から大分県まで
およそ1500キロ。
なので、エルカルファテとブエノスアイレスは
日本縦断１往復に大体相当する。
バスはやめとけ。マジで。
とにかく、位置関係を分かってもらえたら
それでいい。
フィッツロイにアクセスするための
費用やレンタル代金
街の宿泊費等々の情報についてはまた別記事にて。
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