(本シリーズは「国境なき医師団」様の了承を得て公開されています。
*100%ノンフィクション、僕がコロナにコーヒーで立ち向かう話です
*NOTEにも同様の内容を乗っけています。そちらでいただいたサポートは全て
国境なき医師団への寄付として使わせていただきます。ご協力お願いします。
<前回までのあらすじ>
お店を持つ。
誰でも一度は憧れるこの言葉に、
僕も例に漏れず憧れていた。
その第一歩を踏み出す直前に、僕はその足を止めてしまった。
クラウドファンディングのページ、
「公開する」
このボタンを押せなかったのは、
2020年3月
コロナウイルスが蔓延していたからだ。
<数字が1つ増えるということは、一人の人生が変わってしまうこと>
無力で傍観者であった僕にこの言葉が突き刺さる。
だから僕が、自分でできることを少しだけ探してみて、
見つけたのが
「寄付をする」ということだった
それを僕が僕であるためにとれる唯一の道だったのだ。
(詳細は以下参照)

国境なき医師団から
申請書とURLを送るように言われ、
送ったのが先週の金曜日の早朝(4月3日)。
不格好なものだけど、
書けるところは書いて提出をした。
ここで許可が下りなければ
まずクラウドファンディングを行うことさえ許されない。
また、クラウドファンディングの運営側にも
企画書等を送って「審査待ち」という旨を伝えた。
とにかく、やったのだ。
僕にできることは全てやったのだ。
あとは待つ。それだけなのだ。
しかし、
いつもは返事が早い運営スタッフからも、
このプロジェクト合否を担う医師団からも返事はこなかった。
歩くような速さで。
でも、どうしてもやりたかったことがあった。
それはコーヒーを無料で配るということだ。
1円も稼げるわけではないし、
むしろ6000円程度の赤字になることはわかっていた。
でもなぜか無性にやりたかった。
前々から「菊地コーヒー」を購入したいという声を
いろんな方から頂いていてとても嬉しい気分になっている。
でもね、
クラウドファンディングで寄付を募ろうとしているくせに、
お金もらっていいのかな。。。
僕は純粋に「菊地コーヒー」を通して
誰かがこの大変な毎日にコーヒーを飲んで、
暖かい時間を過ごしてくれて、それが誰かを助けることになる。
そんな循環を作りたいだけなのに、
ここでお金をとっちゃダメな気がする
これがね、道具も豆も全て揃えているのに
販売に踏み切らない僕の気持ちです。
そりゃ売ったらお金もある程度いただけるし、
無職の僕だってとりあえず生きていけるのだけど
でもやっぱり、意地なんだ。
僕が僕であるために、
コロナにコーヒーで立ち向かうって決めた僕の意地なのだ。
だからクラウドファンディングの方向性や
許可が下りるまでは利益を目指すのはやめようと思った。
だからと言って何もしないのはもっとダメ。
できることをゆっくりでもいいから。
「歩くような速さ」でやる。
だから僕はコーヒーを配ることにした。
飲みたいと言ってくれる人がいて、
その人にコーヒーを届けることができて、
そして温かい時間を過ごしてくれる。
それだけでもう僕のコーヒーは十分じゃないか。
そう思ったんだ。
その時の話↓
#菊地コーヒー
— おきく(ひま人)@「自分の人生を丁寧に」菊地コーヒー始めます。 (@kikuchissd) April 3, 2020
プレゼントの結果発表 と少しだけ今の話。 https://t.co/Lhdu9B8aHx
そしてコーヒーを送った方からは
こんなメッセージが来た
コロナで大変な思いをされている方々は沢山いらっしゃると思いますが、
自分自身のことでいっぱいいっぱいになってしまい、
なかなか皆さんのことまで考える余裕がない日々でした。
そんな時に出会った 「菊地コーヒー」
ほっと一息ついて、心に余裕を持って 自分にも周りにも優しくなれる、
そんな時間のお供にさせていただきます!
これ以上何を望むのだろうか。
あ、もう十分この地球のたった一人だとしても
自分のコーヒーで安らいでくれる人がいたんだ。
そう思ったら少しだけ嬉しくなった。
正しいとか、間違っているとかではなく、
よかった。そう思えた瞬間だった。
この一つの幸せが
もっと大きくなって循環すればいい。
やっぱりクラウドファンディングやりたいな。
僕個人じゃほんとにちょっとしか配れないから
いろんな人の力を借りて一歩踏み出してみよう。
そう思ったのだ。
そして今日、2020年4月7日
初めて菊地コーヒーを人に発送した。
皆様の日々が暖かく、優しいものであることを、
そしてその傍らにいつもコーヒーがあることを願って。
その直後。
誰かに見られていたのではないかと疑うほどのタイミングで
クラウドファンディングの運営スタッフ
そして
このプロジェクトの命運を担う
「国境なき医師団」からメールの返事が来たのだった。
続く。
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