まぁまぁ、長文。でもきっと誰かの役にたつはず(前半はただの戯言だけど)
みなさま、こんにちは。10月の菊地です。
いろいろと大変なことが起きました。
「何が起きたか」を説明するためには「どのような過程を辿ったか」
を説明する必要があり、
「どのような過程を辿ったか」についてはなるべくユニークに語らなければならない
(菊地 2017)
ということなので、
ひとまず今から長い道のりを改めてたどろうと思う。
皆様にはこんな経験はないだろうか。
目の前の人があくびをしている。
気づいたら自分もあくびをしている。
いわゆる「あ、あくびがうつったね、えへへ」
と呼ばれる、
通称「ハニカミ現象」である。
これは心理学的に言うとミラー効果とかいうやつで
まぁ、いろいろ理由があるのだけど、僕はそんな理由より
「物質の循環」が原因であると考えている。
つまり、あくびというのは、脳の中の酸素が足りなくなり、
酸素を確保しようとして、大きく口を開け、呼吸を行う生理学的現象である。
さて。
目の前の人が何かしらの原因で酸素が足りなくなり、あくびをするとする。
そうするとどうなるか。
僕が吸うはずだった空気が薄くなり、結果自分も酸素不足になり
あくびが出る。
これが「ハニカミ現象」の真の原因である。
そしてそれは誰かが誰かの空気を吸い、そして
また吸われた人がまた誰かの空気を吸う。いつか、最初に吸った人がまた吸われる。
まさに循環である。
空気ではなくても、お金だってそう。
誰か与え、もらい、譲り合い、あるいは奪い合い、
取られた人からはお金はなくなるが、
そのお金そのものはなくなるわけではなく、取った人のものとして
また使われる。その繰り返し。
こうして地球は回るし、世界は成り立ち、歴史は形作られ、そして未来へ続く。
なんて公平な世界なのだろうか。
いや、
違う。断じて違う。
吸われたら、吸う。
取られたら、取る。
いや違う。
世の中には
Aさんに吸われ、Bさんのを吸おうと試みるが気づいたらBさんに吸われてしまう
とてつもなく運が悪い人間がいるはずである。
ある一部の人たちから循環がはじまって、
そしてその人たちにはその循環の番が回ってこない。
そういう人だっている。
そう、すなわちそれは「僕」という人間である。
今日はそんな僕の話をしよう。
僕がこの国に来て半年が経った。
基本的に僕が海外に出ると、
なにかしらのメンドくさいトラブルに巻き込まれるのが常である。
初めてのバックパッカーには
現金ほぼ全て、カメラ、等をぶんどられ、
インドに行けば騙され、意味不明な病に侵され、
ヨーロッパを回れば、クレジットカード、現金、パスポートをパクられ、
天災、人災、問わずいろいろなものが毎回降りかかる。
ある人は言う
「きくちってさ、カモ臭がでてるよね」
確かに
すでにパナマではアイフォンをパクられ
パナマの経済のために寄付してはいる。
そんな僕が今回旅行に行きました。
僕が現地の空港に着いた時、
空はどんよりしていて、小雨が降っていた。
(もちろん、出国する空港に行く時だって、なぜかバスが45分間こなかったり、間に合わないからっていって、乗ったタクシーが高速道路乗るための機械を搭載してなかったり、タクシー乗ってちらっと後ろ見たら空港行きのバスが来てたり、大きな渋滞に巻き込まれたり、事故現場を目撃したりして空港に到着したのは離陸15分前だった。そう言う時に限って麻薬検査や、荷物検査に捕まり、空港にいる警察に取り調べを受けたりもしていた。)
予定では次の日に田舎へむかい、
登山等を楽しむ予定ではあった。
だかしかし、
次の日、バスターミナルに行くと、
入り口にいたやつに
「バスがない」と言われる。
ははぁーん。
はいはい。またいつもの手口ね。さすがにもう騙されないぞ。
とシカトし、窓口へ。
チケット見せると勝手に返金手続き。
え?
「台風きてっから、道全部封鎖」
何事もなかったように首都に帰り
一週間、ただただ、生活をした。
村上春樹的に言うと。
僕は毎日、目がさめると、タバコを吸いながら外を見た。
遠くに見える山が、青々しく、すっと、地球にあぐらをかいているようにどっしりと構えていた。
在るように見えてもそれは手の届かないもので、僕は山の土を踏みしめることも、匂いを嗅ぐことさえできなかった。まるでそれは見たこともない風景の絵画に想いを馳せる少女のような気分だった。
そんなことを考えながら、いつものように簡単な朝食をすませた。
さて、
そんなこんなで
パナマに帰国したのですが
お、今回はトラブルなかったなー。ふふん
(上述した出来事ぐらいじゃもう驚かない)。
ぴろりーん。
親からのメール。
「あんたなにそんなにお金使ってるの?」
見てみるとクレジットカードから8万円の請求。
あれー?
でもクレジットカードで航空券買ったし、お金も降ろしたし、そんくらい使ったか。
「旅行だもん多分そんくらい使ったー。問題ないよー」
でもまぁ、気になるもので。
一応、8万円が使用された名目をコピーアンドペーストして
グーグル大先生へ。
検索結果。
ん?
えちおぴあ。
んん?
エチオピア?はて?
僕はエチオピアに行ったっけ?買い物したっけ?
いや、行ってないですやん。
というかエチオピアって年に2回思い出すかどうかで
行きたい!!と思ったこともないですやん。
おかしいな(1あうと)
むむむ?
(ひらがなの「む」ってなんでこんなにかわいいの?)
ついでに今月の使用履歴見てみよ。
あれ。僕ヨーロッパに行ってるなぁ。
なんかチャリンコ3台くらい買ってんなぁー。
ん?あれ?買ったっけ?つか行ったっけ?
いや行ってないですやん!!
チャリンコ3台あっても意味ないですやん!
おかしいな。(はい2あうとー)
つかまてよ。その日
僕は旅行先でタバコを吸いながらぼんやりと本を読んでた日じゃん!
なにこれ。
その時単純明快な答えが。
あ、これ、不正利用ってやつですね。
はい
3あうとー!!チェンジ!
むしろ最後にトリプルプレー食らって
5アウト!
使用合計金額
約30万(限度額マックス)
の請求がきてるよ。
ふふふ。
ということで。
以下は
クレジットカードが不正利用された時、
どうしようか
という話です。
VISAカードの話ね
さて、
みなさまご承知の通り、
クレジットカードを盗まれた。紛失した。不正利用されている
等々が起きたら何をするか。
もちろんカード会社に連絡ですね。
もちろん。
ここは外国。
どうやって電話かけよう。
携帯からじゃお金が馬鹿高い。
あ、そうだ。
コレクトコール!!!
説明しよう。
コレクトコールとは
「正しい応答」
まぁ、つまり
「ファイナルアンサー」と異母兄弟。
ということで、
着信者側がお金を払うサービスのコレクトコールを使って
電話をかけることに。
しかし、
ここは外国。
日本への国際電話、コレクトコールってどうやってかければいいの?
ググって見たら、
が日本語対応で
コレクトコールをしてくれるらしい!
つまり
僕→KDDI→僕がかけたい相手の番号や名前を伝える
→KDDIがカード会社にそれを伝える「なんかきくちってやつが電話したいってさー繋いでいい?」
→相手「いいよ。」
→僕とカード会社がお話しする
こんな流れ。
ふむふむ。
ならそうしよー
早速
国際電話 コレクトコール
で検索して
へ電話。
僕 あのーすいません。
KDDI はい
僕 コレクトコールかけたいんですが。
K はい。かしこまりました。どちらの国からどちらの国へですか?
僕 パナマから日本です。
K 左様でございますか、少々お待ちください。
・・・・
K あ、パナマにはサービスしてないですね。無理っす。
え。
え。え。
なにそれ。
というか!中南米ほとんどサービス範囲外!
これ、多分JICAボランティア泣くよ!
つか僕泣いたよ!
運良く、KDDIコレクトコールサービス範囲内の人はこれでおっけ。
さて、違う場合。
1 固定電話からフリーダイヤルにかける。
。。。固定電話なんてあるわけないだろうガッ!
却下!
ホテルにあるって。
・・・ホテルなんてもんはこの村に存在しない!
2 スカイプを使う。
なんとスカイプから国際電話がかけれる!
わーい!よかったー。
・・・スカイプ、フリーダイヤル対応していないんかい!
却下!
あ、でもスカイプでクレジットを(わかりやすく言えばポイント)買えば
電話かけられる。
しかも、日本の国内電話と同じくらいの値段。
これならいいやん!
・・・いやだから今、クレジットカード使えないんじゃい!!!
却下。
あ、まてよ
僕もう一枚カード持ってるやん
ふー。びっくらこいた。
・・・・なんでJCBのカード使えないんじゃい!!!
やっぱり却下。
ということで、
自力で頑張ることに。
僕の持ち物。
現地携帯
パソコン
アイフォン
ここでひらめきワンダーランド。
あ、そうか。
わかった!
現地携帯でKDDIじゃない現地の会社にコレクトコールお願いすればいいのか!
パナマのコレクトコールをやってくれる会社はどこかなー。。。。
・・・ないんかい!!
いやあるんだろうけど、
ホテルとかに行かなきゃわからないらしい。
・・・・いやだからホテルあったらもう行ってるわ!!
・・
あ。いいこと思いついた。
多分これが一番現実的な解決方法。
ふと
僕は現地携帯で
国際電話をかけたのです。
visaのカスタマーサービスに。
僕 電話かける。ぷるるるる
V「お電話ありがとうございます。こちらはVISAカスタマー・・」僕「すいません。かけ直してもらっていいですか?」
これ。
最強。
もちろんもっと丁寧よ。
事情を1分くらい説明しましたからね。
そしたら、
かけ直してくれました。
そう。古典的な解決方法。
発信者になるんではなくて、
受信者になればお金はかからない!
というかコレクトコールのややこしさ等は一切なくなる!!
もちろん説明する時にある程度お金もかかるけど、それはもうしょうがない。
そうして僕は
カスタマーサービスではカードの状態や補償の相談はできないので、
そのままVISAカードへ電話を転送してもらい(受信者状態のまま)
無事に話すことができたのでした。
これって。
倫理的にはどうかわからんけど
かなり現実的な方法かと思われる。
さて、
今回、僕の状況は
カードは手元にある。
落としてもない。
ということは
カードの番号や情報が流れて不正利用されたってことですね。
不正請求されている金額は
今からカード会社の調査が入って
不正とされてたら無効、引き落とし済みなら
返金という手続きになります。
もしこれが、
荷物ごとパクられてたりしたら
警察に行ってポリスレポート(事故があったよ証明書)
もらわなくちゃいけなかったりとかで大変ですよ。
(経験談)
ポリスにお世話になりました。
ベトナムのポリスは手伝ってくれなかったから
自分でポリスレポート作り上げたけどなっ!!
ま、とにかくも
そんな感じで
海外でやらかされた場合、ネックになるのは電話。
本人からしかできないからね。
だからこそ、
1 KDDIコレクトコール対応かどうか。
2 ダメならスカイプ(クレジット購入)
あ、日本の友達に頼んで、コンビニでプリペイド買ってもらってそれの番号を写メってもらうっていう方法もあるよ。最近はやりの詐欺と同じ手口だけど。
3 それでもダメなら現地電話で掛け直し
4 最終手段、現地のホテルに突撃。
くらいですかね。
以上。
いつか誰かの役に立てば。
いや、立たないほうがいいか。
「あるいは僕が神に願うこと」
それは
お金返ってきて。
またね。
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