さて、大人になるにつれて避けては通れない道を辞書で引けば
厄年と飲み会が明記されているのは周知の通りだ。
多くの若者がそこでかず多くの失態と、一瞬の気の迷い、そして、忘れ物をお経験して大人になる。
無論僕に一度や二度、飲み会の機会はあった。
なんなら大学生プラス2年の院生時代と他の若者よりもその機会はあった。
ただ、根本的な問題があった。
僕は大人数が嫌いなのだ。
なぜ飲み会と言えば人を集めてなんぼという世界線が引かれているのだろうか。
4人以上はもう僕にとってつらい。昨日飲みすぎてさー。。。と朝一限に遅刻してくるやつを横目になんだ、、、そこまで人を狂わせる魅力があるのか。。。
ふむ。それではみせてもらおうか。連中の飲み会という制度を!
と気持ちはシャアではあるものの、そこに踏み出す勇気はなかった。
逃げちゃダメだ逃げちゃダメだと言いながら
あ、ごめんその日予定あって。。。
と言いながら家で一人でパワプロ君でオールAの選手を作ることに明け暮れる日々。
ただ、どうしても行かなきゃいけない飲み会もあった。厳密に言えば行く前提で開催される会。
なぜ、この歳になると人と晩御飯行く=お酒を飲むなのか甚だ疑問でもあるが、おそらく僕の知らぬ間に憲法にでも決められたのだろう。
しからば日本国民であるが故、参加する。
ということでここで、飲めない人間が飲み屋に行った時の気持ちを赤裸々に語るとしよう。
1店員さんファーストオーダー急すぎ。
席に着く。メニュー表を見る。。。と同時にオーダーを聞くな。
早いねん。
飲む人はいいよ。そりゃさ。とりあえずビールでって言っておけばいいもん。
それはあれか?結婚式でのご祝儀とりあえず3万入れとけみたいなやつか。もう暗黙の決定事項なのか?
でもな、飲めない人間はソフトドリンクの欄を探して選ぶという手間が必ずかかるんじゃ。
お相手がオーダー伝えて、店員さんが僕の返事を待つ間。つらいねん。
しかもお店によってソフトドリンクはかなり内容違うから定番も特にあるわけでもないし、
とりあえずに「コーラで」と言った後にメニュー表にちょっと美味しそうな特製のソフドリとかあった時のやってしまった感。
そんなこんなで席についてからまず一つの難関がある。
2そもそもソフトドリンクそんな飲みたくない。
飲めなくてもさ、ソフトドリンク飲めばいいじゃん!と言ってくれる方もいます。ありがとう。そういう気持ちとても嬉しいです。来世も人間で生まれてきてください。
でもね、そんなたくさんソフトドリンク飲みたくないねん。なんなら水でいいのよ。
でも、そういう場で「じゃあお水で」って言いにくいじゃん。
え、こいつ、ケチって水いった?と思われるのも嫌。とはいえ、なぜに烏龍茶一杯に450円払わなきゃいけんのじゃと思うのもまた事実。スーパー行けば6L分くらい買えちゃうぞ。
ジレンマ。。これぞジレンマ。。。
3フードを食べるのも限度がある。
飲まなくても食べる担当で!と新しい存在意義を見つける同志たちを僕は数多くみてきた。
まさにダーウィン。。。この世界で生き抜くためにその術を身につけていった英雄。
僕もそれを真似したこともある。
だが、居酒屋とかのメニューって割とシェア用のメニューが多いじゃん。
例えばポテトとか軟骨の唐揚げとか頼んで一人でそれ食べたらそれはそれでやばいやつだろうて。
とはいえ、割と序盤から丼ものくださいとか言ってもそれもまたちゃうやん。
いっても地獄、行かなくても地獄。
新しい存在意義を見つける必要がある。モーゼのように海を割って新しい道の出現を渇望するが、今の所海が割れたためしはない。
4正直、お金ももったいない気持ちなる。
第一次飲み会論争から今日の第368次飲み会論争まで永遠の主題として語られているこのお会計問題。
飲まなかったから安くていいよといってくれる人が現れた時、それはそれでとても嬉しい。
だが、一方でちょっと感じるモヤモヤ感。というか逆に気を使う。逆に聞きたいけどそれって飲んだ人から見たらどう思うんだろう。
え、いいよいいよー、とか、え?ごめんありがとー。などその場の雰囲気に合わせて変わるけど全体的になんかこう、ねちょっとした気持ちになる。
そして僕は帰り道にふと思う。
この3000円あれば、寿司食えたな、と。
みんなでお寿司食べにいったほうが誰一人モヤモヤしないのにな。。。
もうすこしだけ、みんながみんなに優しくなれたら、、、どうやったら世界は平和になるのか。
ラブアンドピースアンドシースー
とまぁ、勢い余っていろいろ書いてはおりますが、
みんなでワイワイ話す場そのものは嫌いではない。むしろ好き。
最近、
今度飲み会あるけど、参加者4人以上だから、菊地さんには声かけてないですよ。
と言われた時ちょっと切なかった。
だから僕は家で、YouTube見ながらご飯を食べる。
これが幸せなんだと自分に言い聞かせる。
人の心とは複雑だ。
それでは聞いてください。
ハンバートハンバートの「虎」
コメント