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コーヒーのお便り

深夜特急に憧れて 8 (ベトナム編 3)

街ゆく人よりもバイクの方が多いと錯覚するような街、ホーチミンそんな街を形作る1台のバイクに僕はまたがっていた。ハンドルを握るのは奇跡的に再開した僕にとってまさしく運命の女性。腰に手を回し、日が落ちた夜のホーチミンを駆け抜ける。文字通り、行...
あるいは全力のことばたち。

かつては天才だった僕と現在凡人な僕。

昔、今から20年ほど前、僕はおそらく天才の類に入る人間だった。少なくとも片鱗はあったのではないかと思う。 小2で小学校を行かなくなったのだが、親に理由を聞かれ「うるさくて本が読めないから」と答えていた。知的好奇心の塊だったのだ。 よくテレ...
コーヒーのお便り

深夜特急に憧れて 7 (ベトナム編 2)

旅の航路も半分にさしかかり、東南アジアに滞在し初めて二週間程度経っていた。
 何もできなかった英語もある程度話せるようになり、タクシーの運転手と喧嘩したり、出会ったヨーロッパの旅人と簡単な情報交換はできるようになっていた。
そんなこんなで...
あるいは全力のことばたち。

僕の父は国鉄の人だった。

奈良で友人の結婚式があり、ありがたく呼んでいただいた。僕にとって移動費はできるだけ抑えたい出費ベスト1位にランクインしているので、基本的に移動は全てバスか相乗りサービスを使うのが常だった。今回も例に漏れずそうしようかとしたのだが、親しい友...
コーヒーのお便り

深夜特急に憧れて 6 (ベトナム編 1)

あの時の僕はどうかしていた。改めてベトナムでの日々を思い返すとそうとしか思えない。 カンボジアでとっても濃密な日々を過ごした僕は、ベトナムへバスに乗り移動した。 カンボジアからベトナムへ国境を越える際に印象的なことがあった。通常、国境を越...
あるいは全力のことばたち。

青臭かった僕はもっと青臭くなった。

気付いたら6月になった。 新しい職場に移って2ヶ月。 右も左もわからず自分にできることをできる限りの力で駆け抜けた。振り返ればもう記憶がないくらい濃縮された日々だった。 頑張って頑張ってそれの何が悪いの? この前、職場の人にそう聞かれて僕...
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