ダミーチケット(偽出国チケット)とは?徹底解説

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中南米横断の旅

 

 

行くあてもなく、

気がむくままに旅をする。

 

 

バックパッカーにはたまらないシチュエーション。

 

しかしながら陸路で旅をするというのは治安の問題もさることながら、

制度的にめんどくさい点がいくつもある。

 

その中で代表的なのが、ダミーチケット問題だ。

(出国チケット問題)

 

 

この記事ではダミーチケットについてとてつもなく丁寧に解説して行く。

 

 

 

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ダミーチケットとはなにか。

 

ダミーチケット。

そこまで旅慣れた人ではないとなかなか出会うことがないこの言葉。

 

ダミーチケットとは何かというと、

 

偽の出国チケット

 

である。

 

つまり、

存在しない、偽物の出国チケットのことをダミーチケットと呼ぶ。

なぜそんなチケットが存在するのか。

 

そこには各国のいろんな制度としがらみが絡んでくる。

 

ダミーチケットの前にそもそも

出国チケットの重要性をお伝えしたい。

 

 

出国チケットの存在意義と重要性

 

 

ダミーチケット=偽の出国チケット。

なぜそんなものが旅人の頭を悩ませ、問題になるかというと

 

 

出国チケットがないと

入国できない国があるからである。

 

出国チケットがないのがために、

そもそも入国できないのだ。

 

 

 

具体例を出そう。

 

例えば日本からメキシコに行くとする。

当然飛行機に乗る。

 

さて、

多くの人は往復のチケットを購入しているだろう。

 

 

往復ということはつまり、

日本に帰るためのチケット=メキシコからの出国チケットを持っている

 

ということである。

 

なので問題なく入国が可能である。

 

 

だが、多くの旅人の場合、

片道のチケットでメキシコに飛び込む人が多い。

 

 

なぜなら

いつ、どこへ、どのように行くか

 

その全てが未定だからだ。

 

つまり、とりあえずメキシコに行くけど、

 

コロンビアまで行ってそこから帰るか、

アルゼンチンに行ってそこから帰るか、

もしかしたらそこからアフリカにでも行っちゃうかもしれない。。。

 

 

そういう人は往復チケットなど買わず、

片道だけで購入し、気が向いた時に

 

今自分がいる国から日本への片道チケットを購入し帰国する。

 

そんな流れになる。

 

なぜこんなことが起こるのか。

 

例に挙げた「メキシコ」は片道のチケットだけでもOK。

つまり出国チケットがなくても問題なく入国できる。

 

 

しかし例えば中米のコスタリカなどは基本的に出国チケット

=パナマから出るチケット

 

がないと入国できない。

 

なぜか?

 

それは、移民の問題や、不当労働者などが絡んでいる。

 

つまり、コスタリカに入国した外国人が

そのままこっそり働いたり住み着いたりする可能性があるため、

 

必ず出ていきますという証明のため、出国チケットが必要となる。

 

中南米で代表的なところでいうと

 

コスタリカ・パナマ・コロンビアは

 

出国チケット必須の国である

 

出国チケットがないとどうなるか

 

よく勘違いしている人がいるが、

もし、出国チケットを持たずにコスタリカに行ってしまった場合、

 

入国審査で弾かれて行き場を失ってしまうの??

空港内をさまようの?

 

と思うかもしれないがそんなことはない。

 

まず第一に飛行機に乗れないからだ。

 

そう出国チケットは

自分が実際に飛行機に乗るタイミングでチェックされる。

 

日本ーコスタリカの例であげれば

 

成田空港で飛行機のチェックインをするタイミングで提示しなくてはならない。

 

もしそこでチケットを提示できなければ

成田空港から飛行機に乗ることができないのだ。

 

 

なぜわざわざそんなことするか?

 

ここには航空会社のいろんなしがらみがあるのだけれど、

 

例えばA航空会社の飛行機でコスタリカに行く。

出国チケットがなくて入国できなかった場合、

 

日本への強制送還となる。

 

そしてその費用は基本的にその旅行者を送り出した

A航空会社が負担することになる。

 

 

なので、それを避けたいがために、

各航空会社が成田でがっつりチェックするわけだ。

 

誓約書(強制送還費用は自腹でいいですという趣旨)を書けば

OKという航空会社もある。らしい。

 

しかし、

一般的には基本的に片道チケットではいけない国もある、

ということだ。

ダミーチケットの誕生

 

前置きが長くなってしまったが、

今まで見てきたように、

世界には出国チケットがないと入国できない国がそれなりにある。

 

当たり前だけれど、

じゃあ、出国チケット買えばいいじゃん。

 

という話なのだが、

 

ぐうの音も出ないほどの正論である。

 

その通り。

買えばいい。

 

しかし、

 

使う予定もないチケットを購入するお金などない。

 

コスタリカ往復で買っても

行きしか使わない。

 

当たり前だけど片道だけの方が安い場合も多い。

 

なら片道だけ買いたいのが普通だ。

 

それに往復で買うと、

乗らないことが決まってるため、

キャンセルの旨を航空会社に早めに伝えなくてはならない

(義務ではないけれど人としてのマナーだと思う)

 

まぁ、そんなこんなで

片道しかいらないけれど、出国のチケットが欲しい。

 

そういう人が必然的に増えてくる。

 

 

そこで誕生したのが

 

ダミーチケットなのだ

(偽の出国チケット)

 

 

ダミーチケットとは

 

読んで字のごとく、

偽物の出国チケット。

 

そんなものがあるのか、といえばあります。

 

もちろんそれは売ってるわけでもなく、

自分で作るもの

 

多くの旅人はこのダミーチケットを自分で作り、

出国チケットがあるふりをしてふらふらと旅をしてるわけです。

 

 

どうやって作るか

 

大きく分けて二つあります。

 

本物を買って、キャンセルする

 

航空券には、大きく分けて正規のものと、格安なものがある。

 

特徴としては正規のものは日程をいつでもずらせたり、

キャンセルができるものが多い。

 

格安は安い代わりにそういうサービスがない。

 

なので、

実際に使う片道のチケットを

本当に購入する。(格安の航空券でOK)

 

 

そして、使わない出国チケットを

正規の航空券で購入する

 

つまり、往復で一気に買うのではなく、

 

往路と復路を別の航空会社で買う。

 

そして、実際に入国する際に正規のチケットを見せて

何食わぬ顔で入国したのち、そのチケットをキャンセルする。

 

この使わないことがわかってるけれど、

入国審査までは手に持っているチケットのことを

 

ダミーチケットと呼ぶ。

 

 

もちろん、大手の航空会社でないと

キャンセル無料ではないところが多いため、必ず大手の航空会社を選ぶ。

 

また、

購入後48時間まではキャンセル無料だが、

それ以降はキャンセル不可という会社も多い。

 

なので、出発当日に購入し、

目的の国に着いたら即キャンセル

という方法をとる。

別にこれは犯罪でもないけれど、

 

一歩間違えれば本当に正規のチケットを購入してしまうことになり、

財布へのダメージがでかいので、気をつけた方がいい。

 

また、一度は本当に購入するのでクレジットカードの限度額も影響してくる

(正規のチケットは高い)

 

データを改ざんする

 

この方法は限りなく黒に近いグレーだけれど

(というか黒かもしれない)

 

やってる人も多い。

 

例えばクレジットカードがもう使えない

とかキャンセル無料の航空券が見つからないとか

そういう事情の時に致し方なくこの方法をとる人もいる。

 

 

方法としてはいくつかあるけれど、

 

例えば、普通に予約画面まで進んで、

最終確認&お支払いページまで行くと、

かなり飛行機の詳細や支払いの詳細のページに行くはずだ。

 

そこの画面でスクショを撮るのだ。

 

そして、画像編集の機能を使い、

「支払い待ち」の部分を消して「支払い済み」に

変えたり、

 

「予約は完了してません」

という文字を消したり

 

まぁ、そういうことをするわけだ。

 

僕が出会った人の中には、

 

去年自分が使ったチケットの日付を変えて使いまわしてる人や

友達が購入したチケットの名前を自分の名前に変えてる人もいた。

 

 

でもこれは限りなくグレーです

というか黒です。

 

また、あくまで偽造チケットなので、

チェックイン時にしっかり調べられたら一発アウトです。

 

そうなった場合、捕まるわけではないけれど

その場でチケットを購入する必要があります。

 

 

なので個人的には

正規チケットを購入し、キャンセルする方法が一番無難かと思います。

 

 

 

 

 

 

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