(本シリーズは「国境なき医師団」様の了承を得て公開されています。
*100%ノンフィクション、僕がコロナにコーヒーで立ち向かう話です
*NOTEにも同様の内容を乗っけています。そちらでいただいたサポートは全て
国境なき医師団への寄付として使わせていただきます。ご協力お願いします。
<前回のあらすじ>
2020年3月中旬、
菊地コーヒーを立ち上げよう。
お店を持とう。
その思いで僕はクラウドファンディングに向き合っていた。
毎日来る修正依頼をこなし、
自分の日本語能力の無さに嫌気がさしながらも
少しずつ少しずつ
画面の空白は埋まっていった。
そしてついに
公開許可を手に入れたのだった。
(プロジェクトは前回の話にURLがあります)

{公開する}
ここをクリックすれば、僕の人生を決定づける何かが始まる。
だけど、どうしてもパソコンの画面は次のページには飛ばなかった。
僕の頭は全然違うことを考えていた。
2020年3月下旬
世界はコロナウイルスに包まれて
来る日も来る日も数字が増えていく。
そんな数字を見ながら僕は
自分のことばっかだって気づいたんだ。
僕が公開を取りやめた時に
書きなぐった言葉はこんな感じだ。
今日もテレビではコロナの感染者数が増え、
そして死者の数も増えている。
でもその数字はただの数字の羅列なんかじゃなくて、
一人の人が生きている人生そのものなんだ。
画面の向こうで苦しんでいる人がたくさんいる。
惜しまれながらも亡くなってしまう方がたくさんいる。
自分が感染するかもしれないのに必死に戦うお医者さんがいる。
そうは分かっていても僕にできることなんて何もなくて
ただただ流れ行く日常、
増えていく数字を傍観者として眺めるだけだった。
そんな自分に嫌気がさして、
無力で悲しくて、それが辛かった。
僕にできることをどっかで探していた。
何か、
何かできるのかもしれない。
自分のことじゃなくて、誰かのために。
僕の生きているこの暇な時間を、誰かのために使いたい。
シンプルにそう思った。
だから僕は申請を取りやめて
気づいたら新しいクラファンを立ち上げていた。
タイトルはこうだ。
コロナで苦しむ人を笑顔にしたい。だから僕はコーヒーで立ち向かう
気づいたら
コロナウイルスは僕らの日常をあっという間に変えていった。
<数字が1つ増えるということは、一人の人生が変わってしまうこと>
そうは分かっていても、
僕にはコロナを終息させることができなければ、
治すこともできない。
そんな僕ができること、少しでもみんなの力になれること、
それは「コーヒー」だった。
それが僕にとってコロナと立ち向かえる唯一の武器だった。
これだ。
これで僕は人のためにコロナと戦うことにしよう。
そう思い立って3時間で新しい申請書を書き上げた。
荒々しいけれど僕の思いは全部乗っかってる。
ここにまだURLは貼れないけれど
趣旨としては
見えない不安
終わりを感じさせない閉鎖的時間
感染するかもしれないストレス
感染させているかもしれない恐怖
に苦しんでいる方に僕のコーヒーを飲んでもらって
すこしでも優しい時間を過ごしてほしい。
そしてその売り上げを
最前線で戦っているお医者さんに、
例えば「国境なき医師団」に『寄付』という形で届けるというものだ。
その時間を安らげるようにコーヒーを飲んでもらう
その売り上げがコロナを終息させるために使われる。
その原因であるコロナから人を助ける、
ワクチンの開発にひと役買う。
こういう循環を作り出せるんじゃないか。
僕のコーヒーで
周りの人、そして画面の向こうで頑張っている人に
笑顔を届けられるんじゃないか。
僕はそう考えたんだ。
だからそれを企画書にまとめた。
そして申請を出した。
だけど、
結果は不採用だった。
4月2日の出来事だった。
コメント