ダイレクトトレードとは <菊地コーヒーが考えるコーヒーの明日>

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菊地コーヒー


ダイレクトトレードとは、「みんなが幸せになる仕組み」です。

菊地コーヒーは
このダイレクトトレードに携わっていきたいと考えています。

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コーヒー流通の一般的な仕組み

一般的に、コーヒーが生産者から私たち消費者へと届くまでには、
多くの中間業者が関与し、その度に値段が上がっていきます。
しかし、最終的に私たちが払うお金の大部分は生産者に渡りません。

 さらに、最終的な末端価格を抑えるために、仲介業者(バイヤー)は
生産者から豆を非常に安い値段で買い叩くことが少なくありません。

生産者は1キロのコーヒー豆をいくらで売っていると思いますか・・?

 


僕が取材したグアテマラの農園では1キロ20円でした。

1キロというと大雑把に計算して約100杯分のコーヒーが作れます。

一杯300円で売るとすると、全部売れて30000円になります。
すると末端価格は1500倍にもなっています。

自分たちが20円で売ったモノが30000円になっている。
しかし自分たちが手に入れるのは20円だけ。

もちろんこの例はあくまで僕が取材した農園の話で
一般化できないし、この3万円には輸入コストや手間など
いろんな経費が含まれ、多くの中間業者が関わっています。

それでも一般的に言って
コーヒー生産者が手にするお金はあまりにも安い。

『適正な価格で取引をする』

こんな当たり前のことをできないのがコーヒーの世界です。

貧困の先に

対価に見合わない労働、不十分な収入でコーヒー農園を続けていけるほど
生産者の暮らしは豊かではなく、農園を閉めざるを得ない生産者もいます。

続けられたとしても品質維持や向上に投資する余裕はなく、
天候が荒れたり、災害に合うとその年の収穫がなくなる
ということもおきます。

また、自分たちのコーヒー豆がどのようなルートで生産者に渡り、最終的にいくらで販売されているかを知ることはできません。
自分たちが手にするお金が末端価格の1500分の1と知っている生産者は
ほとんどいないでしょう。 

私たちがいつでもコンビニでコーヒーを100円で飲めるという
「当たり前」
は、
見えないところで頑張っている生産者の犠牲の上に成り立っています

こんなことが続いて、コーヒーに未来があるのでしょうか。
自分たちがおいしいコーヒーを飲むのに誰かの犠牲が必要なのでしょうか。

そこをどうにかしたいと思って始まったのが、
ダイレクトトレード(直接取引)です。

ダイレクトトレード

その内容はとてもシンプルで、
その名の通り生産者から仲介業者を基本的に通さずに
直接豆を購入する方法です。

(「仲介を通してはダメ」ということではありません。
コーヒーの未来を想う意識や志を持った仲間と行うダイレクトトレードも
あります)

生産者と直接取引をすることで、今まで中間業者に払っていたお金、
適正なお金を生産者に渡すことができます。

 ダイレクトトレードのメリットはお金だけではありません。

生産者へ豆がどのように使われているかという情報も
明瞭に伝えることができます。

従来までは、生産者がバイヤーにコーヒーを売ってそれがどのように扱われ、どこに運ばれているのかを知ることはありません。

しかし、ダイレクトトレードでは、
自分たちのコーヒー豆がどのような形で流通し、一杯のコーヒーとなって私たちの手に届くのかを伝えることができます。

そして私たち自身も、このコーヒーがどこで、誰によって作られたのか
ということも知ることができ、また、自分たちの感謝や感想を伝えることもできます。

コーヒーの明日

じゃあ全ての流通をダイレクトトレードにすればいいじゃないか
と想うかもしれませんが、やっぱりそれはなかなかに難しいのが現実でもあります。

例えば手間とコストです。

ダイレクトトレードは上記のメリットがある代わりに
その分手間がかかります。

ワンクリックではなく、実際に自分が農園に行き、生産者と話をして、
輸出入の準備を行う…などの途方もない作業をしなくてはなりません。

 また、適正な価格を生産者へ支払い、大量に輸出入をしないため運送コストも上がり、コーヒーの価格も上がってしまうのもまた現実です。

私たちが「いつでも気軽に100円でコーヒーを飲みたい」と思っている限りなかなか実現は難しいです。

しかし、この手間やコストは、本当にデメリットなのでしょうか。

私はそうは思いません。むしろ、本来の姿だと思っています。

何もかもがワンクリックで手軽にできる時代
大量生産大量消費、そして大量廃棄の時代

このダイレクトトレードはこの現代に一石投じる
新しい仕組みであると考えています。

「手間」というのは「一つの物事にじっくりと向き合うこと」であるし、

「コスト」とは適正の価値を見出すことでもあります。

早ければ良い。
安ければ良い。

こんな時代に未来はあるのでしょうか。
誰かの犠牲が常に必要なのでしょうか。

僕はなんだか味気ないと思います。

だからこそ、一つのことに丁寧に向きあう。
それが菊地コーヒーが大事にしている「丁寧に生きる」ことでもあると思います。

関わる人全てが幸せになる「丁寧な生き方」の仕組みで私は生きたい。

コーヒーにかぎらず、
私たちの未来の話をする上で大事な観点だと考えています。


少しだけ明日のことを想う。
そんな今日があってもいいのかもしれません。
 

菊地コーヒー 菊地康介

ダイレクトトレードのコーヒーはこちらで販売しております。

Just a moment...

 

*現在、新型コロナウイルスの影響で、僕が行おうとしていたダイレクトトレードコーヒーの輸入ができなくなっております。

そのため、今回は同じJICAボランティアだった
「カトラッチャ珈琲焙煎所」さんから、
コーヒーを少し分けていただき販売しております。
もちろんダイレクトトレードです。

よろしければカトラッチャさんのHPもご覧ください。

カトラッチャ珈琲焙煎所

 

また、
僕が取材してきたグアテマラのコーヒー農園のレポートはこちらです。
ダイレクトトレードやコーヒーの世界の裏側に興味ある方はご覧ください。
 100円の記事ですが、コンビニのコーヒーを飲むよりも少しだけコーヒーを好きになれるかもしれません。

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