「グアテマラの裏」選挙編 なんでもありの選挙はこちら。

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グアテマラ

こんにちは。
この裏事情シリーズでは、

多くの人が気づかない、知らないであろう

 

グアテマラの裏事情について
紹介してきます。

グアテマラ人から聞いた話なので、

どこまで信憑性があるかは個人の判断にお任せします。


 


昨日、(2019/08/11)にグアテマラの大統領選がありました。

TVでは、各政党の演説があったり、

いたるところで政治系のイベント行われたり、

へぇーー
ちゃんと選挙やってるんだなぁ。。


と思いきや、
かなりビックリする話がたくさんあったので、ご紹介。


前半は真面目なシステムの話。

後半は目が飛び出る話

 

 

ちなみに今回、選挙会場に行ったら、
特別に会場の撮影許可をもらえました。
数枚だけ。

頼んどいてなんだけど、
いいのかそれ。。。

ついでに
選挙管理員の方に、
いろいろとお話を聞かせてもらいました

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グアテマラの選挙の仕組み


そもそも、グアテマラの選挙ってどのように行われるのだろうか。

というか日本以外の選挙のことなんて全然知らないわけさ。

ということでいろいろ調べたり聞いてみた。


ま、結論として、
基本的に、日本と同じようなもの

各政党があって、それぞれのマニュフェストを紹介して、
そして国民が投票。


直接選挙なので、

国民が各政党に直接投票し、

そのまま大統領が決まるという仕組み。

 


大統領の任期は4年。

再選はナシ。間隔かけてもダメ。

つまり一生に一度しか大統領にはなれない、

そういう仕組みになっている。


基本的には4年に一度、この時期に選挙が行われ、
当選した人は、
次の年の1月14日から大統領になる。

なぜ1月からなのか。


選挙管理委員曰く、

グアテマラの新年度が1月からだかららしい。

 


そんでもって
基本的に投票は二回行われる。


1回目はいろんな政党があって、

それに投票。

よっぽど極端な結果が出ない限り、

上位2党が選出され、

 

そして2ヶ月ほど間が空いて決選投票という形。

 

ちなみに今回の選挙は

Vamos 党

UNE 党

の一騎打ちでした。


結果としてはVamos 党が勝った。

 

とまぁ、ここまで書いてみて、
あれ、意外とちゃんとしてるじゃん。

 

と思われる方、

 

いやいや。ここをどこだと思っている。

中米だぞ。

 

話はそんな簡単じゃない。

ということで、グアテマラの

選挙裏あるあるをどうぞ。

 

 

開票されない開票


さっきも書いたように、
投票は2回行われる。

 

1回目で上位を選別、

 

2回目で決選投票


さて、当たり前ですが、
一回目、投票をしますよね。


そして、その結果、決選投票に行く政党が決まる。


うん。

 

それまではいい。


つい二ヶ月前に行われた1回目の投票、

 

結果は表示されなかった。


つまり、どの政党がどのくらい票をとったか、
国民は知らされなかったという。


政府から

「あ、残ったのはVamosとUNEだから。このどっちかが大統領ね。」

とだけ御達しが来たらしい。


もちろん国民は反発し、開示請求。

政府は

「もう終わったから無理ぽよ」


以上。


ちーん。

怪しすぎる。。

 

もちろん決選投票の時はしっかりと

開票された。

 

 

燃やされる投票用紙


当たり前ですが、国民には投票の権利がありますね。
えぇ。

でも投票用紙がないとできませんよね。

 

投票用紙は当日会場に行って、
一人一枚もらうという形です。

 

つまり、投票会場にその地区全員分の投票用紙があります。

となると当然、


じゃ、
襲っちゃおー。
人の投票用紙、盗んじゃえ、燃やしちゃえ。


という輩ナチュラルに出てくるわけです。

 

その目的が、

どこかの政党を有利にするためなのか、

純粋に選挙に対するデモなのか

選挙のやり直しを目論んでいるのか

わかりませんが、

 

つい二ヶ月前にも
いたるところで投票用紙が燃やされた。

 

つか会場が襲われた。


ちなみに、グアテマラでは投票所が襲われることはまぁ、
よくあることらしい。

参考記事

暴動も起きる。


ちなみに
大統領選ではそんなことはあまり起きない。

警察が本気で警備するかららしい。

 


いや、最初からせい。

 

 

すでに投票されている投票用紙。


投票する時には、投票用紙を使います。
えぇ。当たり前です。


運良く(?)

燃やされなかった投票用紙を会場で渡されます。

 

そんで、支持する政党に印をつけるわけです。


ところがどっこい。

 

 

その投票用紙に、すでに印がつけられています。


つまにすでに支持する政党が記入されている、という状態。


これが実際に2ヶ月前起こった。

 

都市部ではなく田舎の貧しい地区を中心に。

 

 

田舎の方に行くと、

政治なんて全く興味ない人だっているわけです。

 

そんな人が選挙会場に行く。

さて、自分の投票用紙に印がついていた。

 

まぁ、選挙管理員に言うよね。普通は。

 


でも、

じゃあ、これでいいや。と投票する人がいるという。


もしくは、とある状況を察して、


そのままそれを投票し、のちほどこっそりお金をもらう。


あったんだって。本当に。

 

シンプルに金をばらまく

もうこれ。

グアテマラの人口の約50%が
民族の人たち。

そして基本的にその人たちは政治に興味がない。

マニュフェストの説明を聞いてもわからない人が多いという。

(グアテマラ人によれば)

だからもう誰でもいい。どうでもいい。

と考える人が多いそうな。

 


ということで、
その人たちを取り込んじゃえばかなりの票が見込める。

ということでお金をばらまく。


まぁ、これはどこの国でも形を変えてあるか。

 

大統領が任期を全うしない


大統領の任期は4年。
しかし、それを全うする人はそこまで多くないらしい。

なぜか。

 

だいたい汚職で捕まるから。


ちなみに
第41代目の大統領のホルヘさんは、

 

当選してから2年間、
ひたすらひたすらグアテマラ中のお金をかき集めて、

パナマへばっくれた。

 

彼曰く、身の危険を感じたから亡命したらしい。

 

なんじゃそれ。

投票箱ではなく、投票袋


選挙会場はこんな感じ。

入り口

 

ついたてがあって、
そこで記入する。

 

 

そして投票へ。

 

 

日本では投票箱つかいますが、

なんと、これ。

 

 

スケスケのビニール袋。

「これで大丈夫?

日本では箱を使ってるよ!」

 

という話を選挙管理員にしたら、

 

だって、中が見えない箱使ったら、
何が入ってるか、
何を入れるかわからないじゃない。
複製した投票用紙いれまくる人がいるのよ。


お、、、おう。。。

 

「でも、中が見えるから投票先が見えちゃうじゃん!」


折り畳んでるから大丈夫。

 

お、、、おう、、、、

名簿がある。

 

 

 

机の上に乗っている

青い冊子。

これが名簿。

 

投票所に行くと、
自分のIDを提出し、投票用紙をもらう。

会場にはその地区全ての人間の
顔と、番号が記入された名簿がある。

そこにサインと拇印をして、

投票用紙をもらう。

投票用紙は右側にある、

人の顔が乗っているやつ。

 

 

この名簿によって、


誰が、投票に来たか、来なかったかというのが
全て把握できるようになっている。

もちろんどこに投票したかは教える必要がない。

 

これのおかげなのか知らないが、
グアテマラの投票率はマジで高い。


というかそもそも義務らしい。


日本もこんくらいしても良さそうだけどね。

 

 

 

とまぁ、
こんな感じでグアテマラの選挙あるあるを
ご紹介しました。

 


聞いた話、ニュース等々で調べたので、
どこまで信憑性があるかはわかりませんが、
ま、こんな感じなんだって。

面白いね。

 

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