フリーランスになって分かったこと〜自分の「価値」〜

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あるいは全力のことばたち。

こんにちは。
菊地コーヒーの菊地です。

このシリーズは開業して約2ヶ月たった僕が
お金に対してどう思っているか。何を感じるのかと言うことを
徒然書いているおります。

今回はその2

前回はこちら。

フリーランスになって分かったこと〜お金の「稼ぎ方」と「創り方」〜 
 どうもこんにちは。菊地コーヒーの菊地です。(タイトルにフリーランスとか書いちゃってるけどそんな大そうな身分ではございませぬ。ただの半分ニート野郎です。名乗るのも恥ずかしいんだけど、大人の事情で許して。) さて、オンラインスト...

 

 

 

さて、
前回の続きだけど、
フリーランスだとか、起業した人が一番最初にぶつかる壁は
「自分の価値」なんだと僕は思う。

 

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〜自分の価値とは〜

 

一般的な場合

 

まずは「価値」って言葉だけどなんというか
人間的な価値のことを言ってるわけではないよ。
ざっくり綺麗事を言うと
人それぞれに価値があって、それに上下もないわけです。

 

ただ、残念ながら「仕事」という視点から見れば
人には価値の上下が出てきてしまう。
そしてそれは「お金」という単位に変換されてしまうのです。はい。

(もちろんそれだけじゃないけど、これはお金について書いてるから許してね。)

 

わかりやすく言うと、
前回の記事のアルバイトで稼ぐことについて書いた時、
時給(定価)の話をした。

要は自分の1時間の価値なわけです。

自分の1時間の価値が1000円だったとして、
一般的には1日8時間労働なので、
あなたの1日の価値は8000円という価値で売り買いされるわけです
(お金という面で見たら)

そしてそれが月曜から金曜までの5日間
4万。
あなたの1週間の価値は4万円!!

それを4倍して1ヶ月。。。16万!!

みたいなね。

そういえば
僕が大学院生の時、内定をもらったことがあった。
契約書を見るとなんと年俸契約だったのね。

そんでその契約書には僕の1年間の給料(価値)が書いてあった。

僕の1年は330万

だった。

 

院生時だから24歳の頃か。

初めて自分の1年の価値が数字として目の前に書かれたわけなんだけど、
なんとも言えない気分になった。
これが高いのか安いのかもわからないし、
なぜか脳内には人身売買で売られる自分が浮かんできた。

実際、年収330万と言えば月給27万くらいだからめちゃくちゃよい職場だったんだけどね。
今思えば。
でも当時の僕は自分の一年は330万で売りたくないって思って
蹴ってJICAのボランティアに行っちゃったんだけど。

 

おっと脱線した。

ま、要は、時給にしろ年収にしろ、
「自分の価値は値段によって決めることができる」のだ。

ただ、
もっとも大事なのは、バイトしたり就職する場合、
「それを自分で決めることができない」ということ。

 

だって雇う側は、
時給1000円で働いてくれる人が欲しいだけであって、
あなた個人を欲しいと思ってるわけではないからだ。

「自分」という存在はいつの間にか消えてしまうんです。

もちろん面接時で人間性を評価されるし、
働いてる中で給料が上がることもある。
でも大前提として、自分の価値は決められてしまう
それに首を縦に振るか横に振るかの違いなわけです。

さて、ようやく本題。
フリーランスの場合、自分の価値はどうなのか。という話をしよう。

 

 

フリーランス・起業家の場合

さて、
じゃあ、フリーランスで生きている人、起業した人(自営業)の人って
どうなのかって話だけど、
シンプルに言えば

価値は「自分で決められる」わけなんです。

・自分はこの仕事を1000円で受けよう。
・僕が作ったこの商品は2000円で売ろう。

って決められるのだ。

すごいでしょ。お得な気分でしょ。フリーランスいいなぁーって思うでしょ。

ところがどっこいおむすびさん。
そんな簡単な話ではないのね。

だってね、

最初から自分の価値を数字で言い切れる人間なんてまずいない

から。

例えば今目の前に紙と鉛筆があって、自分のサインを書いてみたとして、
そのサインを誰かに売ってって言われていくらで売りますか?
絵を書いたとしていくらで売りますか?

多くの人はふざけて100万円!
って言うか、
ゴミだからタダだよ。0円。

って言うんじゃないかとおもうのです。


でも
フリーランスや、自営業の人はそこに値段を自分で付けて行かなきゃならない。

そしてそのときに参考にするのは他の人の絵の値段だったり、
似たような商品の値段を参考にしながら決める。

気付いたら自分自身で「自分」という存在を消してしまうのだ。

他の人が500円で売ってるから400円にしよう。550円にしよう。
ってまずは考える。

自分で最初から800円だっ!って決めれる人はなかなかいない。

もちろん経費とかもかかってくるからそこも考慮しないといけないんだけど。

なにはともあれ、
自分の価値、自分の創り出す商品やサービスに自分で値段をつける。
ここに向き合うのってすごい難しい。

シンプルに恥ずかしかったり、

この値段で買ってくれるのかなぁ。。
高いかなぁ。。
がめつい奴だって思われるのかなぁ。
売れないと恥ずかしいよなぁ。

みたいな感情がすごいうごめくのね。まじで。

アルバイトの時は時給や仕事内容を提示されて
首を縦に振るか横に振るかを考えればよかったけど、

今度はこっちが提示して首を縦に降ってもらえるか横に振られるか
という側に立つのです。

これが正直しんどいのよ。企業や大きい取引先ではなく、
ちいさく個人を対象にしてる時って特に。

正直、もう決めてくださいってなるの。
これ、OO円で売ってくれない?って言われて
その値段を基準にして考えたほうがよっぽど楽だったりもする。

それほど自分の価値を数字に表すのって精神的に負担がいる。
そしてその値段には責任も伴うわけでして。

そんなことを多くの起業家やフリーでやっている人は感じるんじゃないかなって思う。
(少なくとも開業した直後の僕はそう感じてた)

 

 

自分の価値を決めるためには。

長くなっちゃったからまとめに入るけど、

じゃあ
フリーの人や起業した人の自分の価値って結局なんなの?
どう決めるの?

って話なんだけど。

これはね、ずるい話だけど、続けて見つけていくしかない。

僕の場合なんだけど、
やっぱり最初の頃は自分の焙煎するコーヒーの価値なんかわからなかった。

だから他のお店を覗いては平均値を探してみたりした。
もちろんその方法も役だったんだんだけど、一番大きかったのは

お客さんのリアクションだった。

・おいしかったよー
・また買うねー
・友達に送りたいんだけどー

みたいな声が聞こえてくると
「あ、自分のコーヒーにはもしかしてこれくらいの価値があるのじゃないかな」

って思えてくる。
今の値段や方針でOKなんだなって思えてくる。

もちろんリアクションがない時だってあって、
その場合は何かが間違っている。
商品のクオリティやニーズ、値段など、何かが間違ってるとそんなリアクションになる。

そう言うことを少しずつ体験していくと自ずと価値が見えてきたり、
可視化できるようになってくる。
これがシンプルに面白いのだ。

謎解きしている気分になる。

 

だから自分の価値っていうのは「自分で決めれる」って書いてきたけど、
正確にはお客さんと一緒に決めていくという感じに近い。
だからこそ、お客さんありきなんだなぁ。って思う。

お客さんがいないと自分の価値はなかなかに決められない。
独りよがりの価値なんて、

口先だけ、嘘つきのやつとなんにも変わらないもん。
人に認められて価値が価値となるんじゃないかなぁ。って思う。

もちろん自分はすごい!これはすごい商品だ!
って言ってPRしていく必要があるけど

最終的にそうだね!その通りだね!ってお客さんが首を縦に振るか否かが
最終的なところ。

 

そんなことを2ヶ月たって考えた。

どうですか?

楽しそう?やりがいがありそう?めんどくさそう?

 

いやぁーもっとリアルなこと言っていい?
僕の台所事情、
菊地コーヒーのリアルな話していい?

 

よし。

じゃあそれはまた次の機会に!

Just a moment...

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