「まっしろな世界と色づくことば」のこと。

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こんにちは。

 

絶賛訓練中のきくちです。

 

毎週火曜日にワクチンを接種する

という日々を過ごして早3週間。

僕の体はちゃくちゃくとワクチンに蝕まれています。

 

 

相変わらず僕の日々は

朝早く起きて国旗掲揚し、

朝から寝るまで勉強づくしです。

 

人生で初めて、ボールペンを使いきり、ノートを使いきるという

貴重な体験をしております。

 

あぁ、なるほどね。こういうことか

勉強した充実感ってのは

 

スペイン語の面白さにわくわくしながら生きているわけです。

 

あ、でもスペイン語が面白い

というより、言葉を学ぶ事がそもそも面白い。

 

手話をちょっと勉強した時も感じたのだけれど。

 

 

日本語で普段生活していると

世界はとっても鮮やかで、色彩にあふれて

全てが僕の世界なわけですが、

 

全く知らない言葉を知るとき

世界はまっしろになるのです。

 

あれ、椅子ってなんていうの?

机は?本は?僕のなまえは?

 

世界がふっとそっぽ向いたように

一気に色彩を失うのです。

 

だけど、ちょっとずつ、

ちょっとずつ言葉を知ると、

これが「本」っていうものか。

これが「子犬」なのか

この机の色はこんな色だったのか。

 

世界に色が出てくるのです。

 

ちょっとずつ鮮やかになってくる

この世界にわくわくを感じながらも今日も

せっせと宿題をするのです。

 

手話だってそう。

ボディランゲージとは違う、一つのことば。

 

音なんてなくたってひとつのことば。

 

知らなかった世界が少しずつわかるようになっていく。

あぁ、言葉を学ぶというのはこんな感じだったのかな。

 

 

って生まれた頃の自分を思い出しては

にやにやしてしまう。

 

 

言葉は文化。

手話を学んでちょっとだけ

音のない世界の事を知り

スペイン語を学んでちょっとだけ

知らない世界をしる。

 

悪くないね。

 

そんな感じで僕の日々は続いております。

 

うん。

 

って感じでちょっとでもカッコつけないと

この収容所みたいな生活に耐えられないんだよー!!!

 

なにこの、分刻みで管理され、否応なしに注射される感じ。

僕が今まで必死に避けてきたことのベスト5が全て詰め込まれてますやん。

こちとら学部生の頃、インフルエンザ注射で泣いて

院に入学するときも予防接種ごまかしてきてるんだぞ!

 

とまぁ、注射はまだしもね

とりわけ一番許せない事。

 

なにこの「全体気をつけ!」の号令で

ザザっと衣擦れの音ともにみんなびっしりと立つ空気。

 

「気をつけ!」

(ザザっ!)

 

「休め!」

「ザザっ」

 

うん、ちょいまて!!

 

「休め」ってなに!?

全然休めないんですけど!!

 

立ったままなんですけど!みんな同じ格好してるんですけど!

もう一回言うけど全然休めませんけど!

 

いる!?その号令!?

というかだいたい、ダラッとしたら怒るのに

休めってどっちやねん!!

 

これはあれか。

休めって

「休憩」の休め

ではなくて

休めという名前のポーズをとれっていう

命令か。

じゃあ「休め」

じゃなくて

「足広げ!」とかでいいじゃん!

間際らしい名前で

ちょっと優しいふりするな!

デレツンか!このやろう!

 

というしょうもないことが

気になってしょうがないお年頃になってきました。

 

 

 

 

いや楽しいんだけどね。

 

そんな感じで今日、

ちょっとした仕事を忘れていて

大人の方に

「おまえふざけんなよ。」

って普通に怒られたのはここだけの話。

 

ちょっとだけ、大学院の

夕方に起きて、

なにもせずだらだらして

ただただぼーっとしてた頃が懐かしく思えます。

 

 

 

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