はい。ついに6まできました。
あともうちょっとだけ続くよ。
このひとりごとシリーズが気になる方は
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原文(にちょっと手を加えたもの)
ぼくの大いなるひとりごと。PART 6
~科学と日常とぼくたち〜
これは僕の頭の中にある「面白いなぁ」を徒然書いたものです。
なので、先行研究や学術的根拠はないです。
特に興味のない人はゴミ箱でも作って環境保全を心がけましょう。
さて、今回はエントロピーについて書きたいと思います。
といっても専門的な知識もないので
一部をかいつまんで面白いなぁと思ったことをつれづれと書いてみます。
僕が初めてエントロピーという言葉と出会ったのは
中学生の理科の授業でした。
理科室に、
理科の先生が熱いお湯と冷たい水を袋に入れて持ってきたのです。
さて、教員は、
その二つの袋の間に、電気に反応するプロペラを挟みました。
そして袋をぐっとくっつけると、プロペラが回ったのです。
そこで教員が「これが、エントロピー」と言いました。
全くもって意味がわかりません。
ま、何はともあれ、そうらしいのです。
なんでもエントロピーとは熱力学の分野らしいです
(他の分野でも存在していますが。)
要するに熱いお湯と冷たい水がくっついた時、
お互いの温度がそれぞれ作用しますよね。
冷たい水はお湯を冷まそうとするし、
あったかいお湯は水をあっためようとする。
その作用が電力を生むらしいです。
面白いのはその差が多ければ多いほど発電量がふえるみたいですね。
つまり両者の差が
多ければ、多いほど、
違ければ違うほど
電気(エネルギー)が生まれるのです。
こんなのは科学の分野で
僕らの日常には無縁な話だと思っていたのですが、
この前ふと漫画を読んでいて、ある描写に目が留まりました。
それはライバルや嫌いな奴と意見等が食い違った時
その2人の間に火花がバチバチって飛ぶシーンでした。
よくある描写ですよね。あの火花はなんでしょうね。
その時、ふと思ったのです。
あ、これ、エントロピーやん。
そう、つまりその火花(=電気)の正体は
二人の間の差によって生じたエントロピーによって
作り出されたのではないかということです。
このような日常に潜むエントロピーは対人関係に限らず、数多くあります。
たとえば、自分と嫌いな教科が向き合った時、
得るもの、つまり生み出される(消費される)
エネルギーは大きくなりますよね。
(つまり温度差が激しい。)
逆に言うと、自分が普段から慣れ親しんでいるもの、
自分と距離が近いものと向き合ったとしても、
特に新しい価値エネルギーは生じないでしょう。
(温度差がほとんどない)
そう考えると日常はエントロピーの連続です。
なんでしょう。こうやって捉えるとエントロピーってすごくわかりやすいですね。
ただ、注意したいのはおそらく必要な(浪費される)エネルギーと生み出されるモノがバランス取れているか、ということです。
例えば、嫌いな人や苦手な人と近づくと、
自分の温度が奪われるわけです。
つまり、エネルギーを吸われるのと同じこと。
だからとても疲れる。
ただ、それで費やしたエネルギーから何が得られるか、ということです。
世間体だったり、給料だったり、評判だったり。
そういうものが対人関係におけるエントロピーが生み出すものなのではないか。
ただ、それが自分の費やしたものと釣り合いが取れていなければ、
大変なことになっちゃうよ。という話。
しかも、冷めてしまった自分を温めるためには
またエネルギーが必要なんですし。
こんなふうに視点をちょっと変えてみるとけっこう科学と日常って関連ありますよね。
そんな感じで特に結論もなくむりやり押し通した感がありますが、
以上です。
次回は「現代美術」についてのひとりごとです。
現在の僕の考察
あー
これさ、かなり天才的な発想だと思いませんか?
化学の現象と
日常生活を
無理にでもくっつけてみる。
そうすると、見えなかったところが
見えてくる、ような気がする。
この話の肝は、
温度差があるものが近づくとエネルギーが生まれることにあるわけです。
漫画でもよくあるように、
ライバル同士が手を組んだらめちゃくちゃ強くなる、
みたいなね。
でも同様に、
そのエネルギーを作るために、
自分の温度はすごく下がってしまう。
(つまり、エネルギーを消費してしまう)
苦手な人、嫌いなものと向き合うと
すごく疲れるのはこのせいだ、という話です。
でもそれによって得られるものが必ずある、
ということを僕たちに教えてくれるわけですね。
好きなものや身近な人と近づいても、
そういうことは起きない。
それは自分のエネルギーを使わないし、
一方で、
温度差が全然ないため、
生み出されるモノも特にない。
なんとなく理にかなっているような気がしてきませんか。
化学と日常
あまり関係ないものをくっつけてみると、
見えてくるものがある。
これもまさしくエントロピーしてるわけですよね。
全然違うものをくっつけたおかげで、
新しい知見が生まれる。
何かと何かを掛け合わせる。
それが違っていれば違うほど、
生み出されるものは大きくなる。
おもしろいね。
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