ことばのおもしろさ。 大いなるひとりごと8

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大いなるひとりごと

さぁ、その8まできました。

 

あと二つでとりあえずおわるよー。

 

 

 

なにそれと思う人はその1へどうぞ。

 

 

 


 

当時の原文(に少し修正を加えたもの)

 

 

ぼくの大いなるひとりごと。PART 8
~ことばのおもしろさ~
          

 これは僕の頭の中にある「面白いなぁ」を徒然書いたものです。
なので、先行研究や学術的根拠はないです。


特に興味のない人は紙を43回折りたたんで宇宙へ行きましょう。


 さて、今回は、僕が結構書きたいと思っていたテーマです。

そう、「ことば」の面白さです。

 

 


日本には「井の中の蛙」ということばがありますよね。
そしてそこに続くことばとして

 

「大海を知らず」があります。


つまり、狭い知見にとらわれ、大きなものを知らないということです。

なので一般的に誰かを批判するニュアンスで使われますよね。

 

とまぁ、ここまでは常識ですが、
僕がある某◯チャンねるを見ていた時に、


そのことばの続きがあるということが話題に上がっていました。

 


「大海を知らず」このことばの続き、ご存知ですか?

 

実は続きは

 


「されど空の青さを知る」らしいのです。


つなげると

「井の中の蛙大海を知らず、されど空の青さを知る」

 

です。


確かに外は知らないかもしれないが、
高く、青い空の美しさみたいなものは知っているんだ。

ということです。


ま、どのように解釈するかは個々人の自由ですが、
急に蛙がかっこよく思えますよね。

批判的だったはずの言葉が急に姿を変える。

 

おもしろい。

 

 ここで「ことばの続き」に興味をもって
いろいろ調べてみたらいろんなことばに続きがあるのでした。


例えば、有名なこのセリフ


「地球は青かった」


初めて宇宙へ行ったガガーリンのシンプルで力強い一言ですよね。


さて、このことばにも続きがあるのです。


それは「しかしどこを見回しても神はいなかった」です。


このことばめちゃくちゃ深いですよね。

初めて宇宙に人が行く。


それまで彼はきっと、
神がこの宇宙・地球を作って、
上から見ているという想像をしていたのかもしれません。


いや、世界の多くの人がそう思っていたかもしれません。


そして初めてそれを確かめた瞬間に、
おそらく、若干のがっかり、もしくは諦め、もしくは納得

それらが込められている言葉であるわけです。

いやーシブい!

 

 こんな風に続きを見てみると今までしっていた言葉がガラっと姿を変えますよね。
おもしろい。

 

余談ですが、

工事現場にある「安全第一」という言葉をよく見かけますよね。
これにも続きがありました。

 


その続きには「品質第二・生産第三」とあるようです。

 

これは個人的な感想ですが、べつに続きはいらないような気もします。


もちろん利益よりも人の命が大切というのがより伝わってきますが、


品質も大事にしてほしいという印象を持つ人もいるんではないでしょうか。


 まぁ、こんな感じでちょっと調べただけでいろんなことが出てきます。

今まで当たり前に使っていたことばを改めて調べてみると
いろんな発見があるかもしれません。

 

言葉の意味を知らないで使う。

それこそまさしく「井の中の蛙大海を知らず」になってしまうかも。

ということで以上です。次回は・・・

 

 

現在の僕の考察

 

 


はい。
ということで、いつものごとく現在の僕のコメント。

 

これを書いたときの記憶、まだあるなぁ。
それほど楽しく書いていた。

 


もちろん、「井の中の蛙大海を知らず」の続きである
「されど空の青さを知る」というのは、

造語らしく、


正確なものではない、という説が一般的です。

だとしても、僕が面白いと思うことは、

 

言葉というのは世界を変える力がある

 

ということ。

「されど空の青さを知る」がホントであろうと、嘘であろうと、

人が受け取る印象はガラッと変わる。


ガガーリンの「神はいなかった」という言葉から
彼の生きていた時代の考え方や宗教観を知ることができるし、

もし仮に、

 

神様はいた。意外とちっさかった。


とか言っていたら世界が変わってたわけです。


当たり前のことだけれど、
言葉は人を殺すし、救う。

塵のように風に舞う言葉もあるし、心に刻まれる言葉がある。

 

なんておもしろい世界に生きているのだろうか。


言葉を失うということは

世界から意味と色が消えることでもある。


スペイン語を習いたての時、

身の回りにある全てのものの名前がわからなくて、

その存在が消えていたけれど、
今は少しずつその世界が色づいてきた。

 

どれもこれも言葉のおかげ。


ちなみに最近思うのは、

 

「ことば」というのは、
「個と場」によっても影響を受けてるんだな。と思う。
(ダジャレじゃないよ。)


要は、


誰が言ったか(個)

どんな時に言ったか(場)


によって、言葉の意味はすごく変わる。


つまり、言葉に普遍性なんてなくて、

その瞬間を生きているわけだな。


願わくば、言葉に埋もれながら生きていきたい。


余談ですが、僕の言葉への興味をさらに加速させてくれたのは、この本。
最高に面白い。

もうもしかしたら絶版になっているかもしれぬ。。

でもくそほどおもしろいからおすすめ。

 

 

 

 

 

あ、さらに余談だけど、

文字が誕生してから
言葉というもののあり方もすごく変わった。

 

ことば

例えば、本に書いてある文字と
僕らが話す言葉は

 

何が違って、何が同じなんだろうか。

そういうことをひたすら調べていた時期もあった。
大学院の時ね。

 

 

気になる人がいたらまたそれも書こうかな。

ちなみに今回から次回予告がなくなった。

 

 

多分、ネタが尽きたんだろうね。

 

 

 

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